【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期の東急田園都市線 (二子新地駅～中央林間駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +7.4％( +7.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 152 件(１年前(2021年)に比べて -27.3％( -57件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 71.5 坪から +7.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。宮崎台駅、鷺沼駅、青葉台駅、田奈駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鷺沼駅で昨年に比べ +42.3 ％、坪単価は 123 万円/坪となった。
上位 2 駅(鷺沼駅、青葉台駅)は +39.7 ％(坪単価 +34.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(あざみ野駅、藤が丘駅)は -37.5 ％(坪単価 -39.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 14.4 分 → 2022年 16.4 分、+13.3 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 ％ → 2022年 4.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -4.2％( -8.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて +37.5％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった藤が丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -33.3％( -27.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -90.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東急田園都市線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 二子新地駅 | 184万/坪 (20.0坪) | 175万/坪 (33.6坪) | 163万/坪 (30.6坪) |
| 高津駅 | 189万/坪 (34.0坪) | 197万/坪 (26.3坪) | 197万/坪 (22.1坪) |
| 溝の口駅 | - | 248万/坪 (100坪) | 172万/坪 (23.6坪) |
| 梶が谷駅 | 85.1万/坪 (92.8坪) | 90.7万/坪 (75.4坪) | 80.9万/坪 (81.4坪) |
| 宮崎台駅 | 102万/坪 (93.9坪) | 74.7万/坪 (43.1坪) | 95.2万/坪 (59.0坪) |
| 宮前平駅 | 103万/坪 (51.7坪) | 96.4万/坪 (103坪) | 82.6万/坪 (84.7坪) |
| 鷺沼駅 | 123万/坪 (76.5坪) | 86.4万/坪 (102坪) | 82.7万/坪 (78.3坪) |
| たまプラーザ駅 | 128万/坪 (97.8坪) | 130万/坪 (87.5坪) | 115万/坪 (60.1坪) |
| あざみ野駅 | 71.1万/坪 (58.5坪) | 122万/坪 (72.4坪) | 120万/坪 (43.7坪) |
| 江田駅 | 109万/坪 (78.7坪) | 96.7万/坪 (49.9坪) | 95.0万/坪 (69.6坪) |
| 市が尾駅 | 92.7万/坪 (87.4坪) | 93.1万/坪 (111坪) | 78.8万/坪 (68.7坪) |
| 藤が丘駅 | 55.1万/坪 (72.6坪) | 82.6万/坪 (51.4坪) | 86.3万/坪 (79.4坪) |
| 青葉台駅 | 120万/坪 (74.7坪) | 87.5万/坪 (71.1坪) | 96.1万/坪 (47.8坪) |
| 田奈駅 | 130万/坪 (83.2坪) | 106万/坪 (39.3坪) | 61.1万/坪 (121坪) |
| 長津田駅 | 97.6万/坪 (84.7坪) | 86.6万/坪 (52.4坪) | 74.6万/坪 (62.1坪) |
| つきみ野駅 | 74.3万/坪 (67.9坪) | 69.0万/坪 (91.3坪) | 70.5万/坪 (85.5坪) |
| 中央林間駅 | 93.0万/坪 (54.2坪) | 91.7万/坪 (45.6坪) | 89.5万/坪 (68.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鷺沼駅 123.0 万/坪(昨年同期比 +42.3 ％)
鷺沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +42.3％( +36.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて -7.7％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 76.5 坪 (昨年 101.6 坪から -24.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 19.8 分 → 2022年 16.8 分、-14.9 ％と減少)
青葉台駅 119.9 万/坪(昨年同期比 +37.1 ％)
青葉台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +37.1％( +32.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2021年)に比べて -41.7％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.7 坪 (昨年 71.1 坪から +5.0 ％増)。
あざみ野駅 71.1 万/坪(昨年同期比 -41.7 ％)
あざみ野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.1万円/坪(21.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -41.7％( -50.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -85.0％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 72.4 坪から -19.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.4 分 → 2022年 23.7 分、+36.4 ％と大きく増加)
藤が丘駅 55.1 万/坪(昨年同期比 -33.3 ％)
藤が丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -33.3％( -27.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -90.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 51.4 坪から +41.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.6 分 → 2022年 18.0 分、+54.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示