【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期のJR青梅線 (立川駅~二俣尾駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +60.5%( +17.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 74 件(1年前(2020年)に比べて +85.0%( +34件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.2年(昨年 27.3年から -22.3 %減)。平均専有面積は 52.8 ㎡ (昨年 74.0 ㎡から -28.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。立川駅、西立川駅、昭島駅、拝島駅、小作駅、青梅駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは青梅駅で昨年に比べ +93.3 %、単価は 19.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(青梅駅、西立川駅)は +87.1 %(単価 +11.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(河辺駅、羽村駅)は -34.0 %(単価 -10.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 27.3 年 → 2021年 21.2 年、-22.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 65.7 % → 2021年 42.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.7 % → 2021年 10.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 % → 2021年 10.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は80.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +35.2%( +21.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2020年)に比べて +188.9%( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東青梅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -15.1%( -2.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR青梅線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
立川駅 | 80.9万/㎡ (13.2年/42.5㎡) | 59.9万/㎡ (17.9年/155㎡) | 59.4万/㎡ (22.7年/50.5㎡) |
西立川駅 | 31.6万/㎡ (44.5年/45.8㎡) | 17.5万/㎡ (52.3年/40.0㎡) | 52.7万/㎡ (16.3年/75.0㎡) |
東中神駅 | 60.5万/㎡ (0.25年/66.7㎡) | - | 20.0万/㎡ (34.3年/45.0㎡) |
中神駅 | 36.6万/㎡ (17.6年/70.8㎡) | 44.0万/㎡ (6.3年/75.0㎡) | 29.1万/㎡ (23.3年/78.3㎡) |
昭島駅 | 35.0万/㎡ (31.1年/71.0㎡) | 27.1万/㎡ (35.3年/51.7㎡) | 39.3万/㎡ (19.3年/65.0㎡) |
拝島駅 | 27.7万/㎡ (27.9年/43.8㎡) | 18.8万/㎡ (39.3年/85.0㎡) | 25.2万/㎡ (27.5年/66.9㎡) |
牛浜駅 | 21.8万/㎡ (32.3年/17.5㎡) | - | - |
福生駅 | - | 19.0万/㎡ (0年/55.0㎡) | 15.4万/㎡ (30.0年/25.0㎡) |
羽村駅 | 25.5万/㎡ (24.3年/65.0㎡) | 38.2万/㎡ (26.3年/55.0㎡) | 17.8万/㎡ (43.3年/55.0㎡) |
小作駅 | 28.2万/㎡ (18.4年/64.4㎡) | 20.7万/㎡ (22.9年/68.0㎡) | 21.4万/㎡ (21.1年/64.0㎡) |
河辺駅 | 16.0万/㎡ (25.4年/55.8㎡) | 24.5万/㎡ (26.4年/40.7㎡) | 19.3万/㎡ (32.5年/36.7㎡) |
東青梅駅 | 12.3万/㎡ (33.3年/61.7㎡) | 14.5万/㎡ (32.3年/32.5㎡) | 19.9万/㎡ (27.3年/43.3㎡) |
青梅駅 | 19.8万/㎡ (34.3年/55.0㎡) | 10.2万/㎡ (32.1年/43.3㎡) | 10.6万/㎡ (30.3年/39.0㎡) |
宮ノ平駅 | - | - | - |
二俣尾駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
青梅駅 19.8 万/㎡(昨年同期比 +93.3 %)
青梅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +93.3%( +9.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 32.1年から +6.7 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 43.3 ㎡から +26.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.0 分 → 2021年 5.5 分、-31.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)
西立川駅 31.6 万/㎡(昨年同期比 +80.8 %)
西立川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +80.8%( +14.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.5年(昨年 52.3年から -14.9 %減)。平均専有面積は 45.8 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から +14.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 52.3 年 → 2021年 44.5 年、-14.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 17.5 分 → 2021年 13.0 分、-25.7 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 60.0 %)
河辺駅 16.0 万/㎡(昨年同期比 -34.7 %)
河辺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -34.7%( -8.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 26.4年から -3.8 %減)。平均専有面積は 55.8 ㎡ (昨年 40.7 ㎡から +37.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 83.3 % → 2021年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.9 分 → 2021年 12.5 分、+26.8 %と大きく増加)
羽村駅 25.5 万/㎡(昨年同期比 -33.3 %)
羽村駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -33.3%( -12.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 26.3年から -7.6 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +18.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 10.7 分、+166.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示