【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期の東武亀戸線 (亀戸駅~曳舟駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は85.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +4.3%( +3.5万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 58 件(1年前(2020年)に比べて +1.8%( +1件/㎡)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 17.1年から -3.3 %減)。平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 39.7 ㎡から +0.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。東あずま駅、曳舟駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東あずま駅で昨年に比べ +72.3 %、単価は 78.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(東あずま駅)は +72.3 %(単価 +32.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(小村井駅)は -13.4 %(単価 -8.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.5 % → 2021年 12.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.1 % → 2021年 13.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.3 % → 2021年 8.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 15.8 % → 2021年 5.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった曳舟駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は94.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +27.8%( +20.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +57.1%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小村井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -13.4%( -8.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
東武亀戸線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
亀戸駅 | 86.9万/㎡ (17.3年/38.3㎡) | 90.9万/㎡ (15.5年/36.8㎡) | 88.1万/㎡ (14.9年/31.6㎡) |
亀戸水神駅 | 74.4万/㎡ (29.8年/37.5㎡) | 73.3万/㎡ (18.8年/17.5㎡) | 100万/㎡ (1.8年/40.0㎡) |
東あずま駅 | 78.3万/㎡ (13.8年/60.0㎡) | 45.5万/㎡ (28.3年/55.0㎡) | 74.3万/㎡ (7.3年/42.5㎡) |
小村井駅 | 54.1万/㎡ (15.4年/60.0㎡) | 62.4万/㎡ (21.0年/49.4㎡) | 57.9万/㎡ (13.8年/72.5㎡) |
曳舟駅 | 94.7万/㎡ (9.3年/39.5㎡) | 74.0万/㎡ (16.5年/45.0㎡) | 87.6万/㎡ (12.5年/33.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東あずま駅 78.3 万/㎡(昨年同期比 +72.3 %)
東あずま駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は78.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +72.3%( +32.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 28.3年から -51.3 %減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +9.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 28.3 年 → 2021年 13.8 年、-51.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 7.0 分 → 2021年 4.0 分、-42.9 %と大きく減少)
小村井駅 54.1 万/㎡(昨年同期比 -13.4 %)
小村井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -13.4%( -8.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.4年(昨年 21.0年から -26.5 %減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 49.4 ㎡から +21.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 21.0 年 → 2021年 15.4 年、-26.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 5.1 分 → 2021年 6.0 分、+17.4 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示