【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期の伊予鉄郡中線 (松山市駅~鎌田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +29.3%( +6.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2021年)に比べて -10.3%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 21.2年から +2.3 %増)。平均専有面積は 69.6 ㎡ (昨年 71.4 ㎡から -2.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。土橋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは松山市駅で昨年に比べ +100.4 %、単価は 40.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(松山市駅)は +100.4 %(単価 +20.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(余戸駅)は -23.6 %(単価 -6.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.4 % → 2022年 7.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 37.9 % → 2022年 42.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 35.7 % → 2022年 36.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松山市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +100.4%( +20.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鎌田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +7.0%( +1.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
伊予鉄郡中線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松山市駅 | 40.0万/㎡ (22.9年/69.2㎡) | 19.9万/㎡ (29.5年/63.8㎡) | 33.8万/㎡ (15.3年/72.9㎡) |
土橋駅 | 26.5万/㎡ (18.4年/62.5㎡) | 19.1万/㎡ (23.1年/68.9㎡) | 21.4万/㎡ (20.8年/71.0㎡) |
土居田駅 | 22.0万/㎡ (22.1年/78.3㎡) | 19.5万/㎡ (21.2年/71.1㎡) | 26.5万/㎡ (17.4年/73.0㎡) |
余戸駅 | 20.6万/㎡ (24.0年/67.5㎡) | 27.0万/㎡ (12.3年/78.3㎡) | 21.5万/㎡ (14.1年/77.5㎡) |
鎌田駅 | 18.9万/㎡ (25.3年/77.5㎡) | 17.6万/㎡ (22.8年/85.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
松山市駅 40.0 万/㎡(昨年同期比 +100.4 %)
松山市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +100.4%( +20.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 29.5年から -22.4 %減)。平均専有面積は 69.2 ㎡ (昨年 63.8 ㎡から +8.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 29.5 年 → 2022年 22.9 年、-22.4 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.2 分 → 2022年 8.5 分、+36.0 %と大きく増加)
余戸駅 20.6 万/㎡(昨年同期比 -23.6 %)
余戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -23.6%( -6.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 12.3年から +94.1 %増)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 78.3 ㎡から -13.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.3 年 → 2022年 24.0 年、+94.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.5 分 → 2022年 20.5 分、+95.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示