【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期のおおさか東線 (新大阪駅~久宝寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +31.9%( +10.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 55 件(1年前(2020年)に比べて +48.6%( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 31.5年から -18.4 %減)。平均専有面積は 60.9 ㎡ (昨年 50.3 ㎡から +21.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。城北公園通駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはJR野江駅で昨年に比べ +157.7 %、単価は 80.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(JR野江駅、放出駅)は +134.4 %(単価 +42.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(JR淡路駅、新大阪駅)は -4.6 %(単価 -0.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 31.5 年 → 2021年 25.7 年、-18.4 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.9 分 → 2021年 6.8 分、-14.4 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.5 % → 2021年 25.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.4 % → 2021年 12.7 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 2.8 % → 2021年 1.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったJR野江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は80.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +157.7%( +49.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となったJR淡路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -25.0%( -6.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
おおさか東線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新大阪駅 | 41.3万/㎡ (32.9年/33.6㎡) | 35.7万/㎡ (31.4年/44.4㎡) | 20.0万/㎡ (40.9年/38.7㎡) |
南吹田駅 | - | - | - |
JR淡路駅 | 20.0万/㎡ (37.3年/60.0㎡) | 26.7万/㎡ (30.3年/15.0㎡) | 49.0万/㎡ (28.8年/15.0㎡) |
城北公園通駅 | 40.7万/㎡ (19.9年/62.0㎡) | 32.2万/㎡ (34.5年/63.8㎡) | 35.7万/㎡ (22.5年/68.0㎡) |
JR野江駅 | 80.0万/㎡ (1.3年/25.0㎡) | 31.0万/㎡ (39.3年/60.0㎡) | 90.0万/㎡ (1.3年/20.0㎡) |
鴫野駅 | 40.1万/㎡ (25.4年/64.2㎡) | 34.4万/㎡ (26.0年/72.5㎡) | 31.3万/㎡ (25.1年/67.1㎡) |
放出駅 | 69.1万/㎡ (12.8年/188㎡) | 32.7万/㎡ (33.3年/55.0㎡) | 33.7万/㎡ (24.5年/78.8㎡) |
高井田中央駅 | 23.8万/㎡ (32.3年/80.0㎡) | 20.0万/㎡ (25.3年/60.0㎡) | - |
JR河内永和駅 | - | - | - |
JR俊徳道駅 | - | - | - |
JR長瀬駅 | - | - | - |
衣摺加美北駅 | 15.7万/㎡ (36.3年/60.0㎡) | - | 24.0万/㎡ (27.8年/62.5㎡) |
新加美駅 | - | - | - |
久宝寺駅 | 49.0万/㎡ (10.9年/67.0㎡) | - | 47.6万/㎡ (8.3年/72.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
JR野江駅 80.0 万/㎡(昨年同期比 +157.7 %)
JR野江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は80.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +157.7%( +49.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 1.3年(昨年 39.3年から -96.8 %減)。平均専有面積は 25.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -58.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 39.3 年 → 2021年 1.3 年、-96.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 5.5 分、+37.5 %と大きく増加)
放出駅 69.1 万/㎡(昨年同期比 +111.2 %)
放出駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は69.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +111.2%( +36.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +500.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 33.3年から -61.7 %減)。平均専有面積は 188.3 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +242.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 33.3 年 → 2021年 12.8 年、-61.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.0 分 → 2021年 6.7 分、-44.4 %と大きく減少)
JR淡路駅 20.0 万/㎡(昨年同期比 -25.0 %)
JR淡路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -25.0%( -6.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 37.3年(昨年 30.3年から +23.1 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 15.0 ㎡から +300.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 30.3 年 → 2021年 37.3 年、+23.1 %と大きく増加)
新大阪駅 41.3 万/㎡(昨年同期比 +15.8 %)
新大阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +15.8%( +5.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +4件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 31.4年から +4.6 %増)。平均専有面積は 33.6 ㎡ (昨年 44.4 ㎡から -24.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.8 分 → 2021年 6.6 分、-14.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 35.7 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.2 % → 2021年 7.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.7 % → 2021年 28.6 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 43.5 % → 2021年 46.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示