【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期のJR京都線 (京都駅~山崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は53.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +24.2%( +10.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2020年)に比べて +14.3%( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 25.5年から -30.3 %減)。平均専有面積は 53.5 ㎡ (昨年 54.3 ㎡から -1.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。西大路駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西大路駅で昨年に比べ +54.6 %、単価は 54.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(西大路駅)は +54.6 %(単価 +19.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(向日町駅)は -41.9 %(単価 -8.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 25.5 年 → 2021年 17.8 年、-30.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.7 分 → 2021年 8.8 分、-24.6 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.5 % → 2021年 25.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.5 % → 2021年 20.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長岡京駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +13.3%( +7.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった向日町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -41.9%( -8.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR京都線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京都駅 | 60.1万/㎡ (22.0年/39.3㎡) | 67.0万/㎡ (19.0年/45.0㎡) | 49.6万/㎡ (21.7年/51.7㎡) |
西大路駅 | 54.0万/㎡ (15.0年/42.9㎡) | 34.9万/㎡ (28.3年/48.6㎡) | 32.2万/㎡ (25.9年/50.7㎡) |
桂川駅 | 49.6万/㎡ (16.3年/67.9㎡) | 51.6万/㎡ (14.0年/70.0㎡) | 35.7万/㎡ (23.6年/65.0㎡) |
向日町駅 | 12.3万/㎡ (35.0年/65.0㎡) | 21.2万/㎡ (37.5年/70.0㎡) | 14.7万/㎡ (39.0年/65.0㎡) |
長岡京駅 | 63.5万/㎡ (9.5年/85.0㎡) | 56.0万/㎡ (0年/75.0㎡) | 30.6万/㎡ (32.5年/60.0㎡) |
山崎駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
西大路駅 54.0 万/㎡(昨年同期比 +54.6 %)
西大路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +54.6%( +19.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -36.4%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 28.3年から -46.9 %減)。平均専有面積は 42.9 ㎡ (昨年 48.6 ㎡から -11.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 28.3 年 → 2021年 15.0 年、-46.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 13.7 分 → 2021年 10.6 分、-23.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 % → 2021年 14.3 %)
向日町駅 12.3 万/㎡(昨年同期比 -41.9 %)
向日町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -41.9%( -8.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 37.5年から -6.7 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -7.1 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 17.5 分 → 2021年 28.0 分、+60.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示