
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR鹿児島本線 (荒尾駅~八代駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +3.9%( +1.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて -87.2%( -116件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 19.0年から +11.7 %増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 74.5 ㎡から -7.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。熊本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは熊本駅で昨年に比べ +26.3 %、単価は 43.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(熊本駅)は +26.3 %(単価 +9.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(上熊本駅)は -60.5 %(単価 -20.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.5 % → 2025年 29.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.3 % → 2025年 12.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 19.0 年 → 2025年 21.3 年、+11.7 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.5 % → 2025年 6.2 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.5 % → 2025年 43.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +26.3%( +9.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -86.2%( -69件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -60.5%( -20.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -96.6%( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR鹿児島本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
荒尾駅 | 17.4万/㎡ (21.5年/75.0㎡) | 17.2万/㎡ (20.8年/80.0㎡) | 20.0万/㎡ (16.8年/75.0㎡) |
南荒尾駅 | - | 21.3万/㎡ (17.3年/75.0㎡) | - |
玉名駅 | - | 17.3万/㎡ (24.5年/75.0㎡) | 16.4万/㎡ (24.9年/65.0㎡) |
西里駅 | - | - | - |
崇城大学前駅 | - | 23.1万/㎡ (32.3年/65.0㎡) | 13.0万/㎡ (31.6年/65.0㎡) |
上熊本駅 | 13.3万/㎡ (36.0年/70.0㎡) | 33.7万/㎡ (16.5年/73.1㎡) | 26.6万/㎡ (20.2年/69.1㎡) |
熊本駅 | 43.6万/㎡ (16.9年/68.6㎡) | 34.6万/㎡ (18.6年/75.3㎡) | 31.8万/㎡ (20.4年/67.1㎡) |
西熊本駅 | - | 26.9万/㎡ (21.8年/70.0㎡) | 26.4万/㎡ (12.5年/70.0㎡) |
川尻駅 | - | 16.0万/㎡ (29.4年/75.0㎡) | 13.6万/㎡ (28.4年/92.5㎡) |
宇土駅 | - | - | 16.2万/㎡ (28.3年/80.0㎡) |
八代駅 | 13.4万/㎡ (30.7年/65.0㎡) | 21.6万/㎡ (24.5年/77.0㎡) | 20.2万/㎡ (28.3年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
熊本駅 43.6 万/㎡(昨年同期比 +26.3 %)
熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +26.3%( +9.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -86.2%( -69件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.9年(昨年 18.6年から -9.1 %減)。平均専有面積は 68.6 ㎡ (昨年 75.3 ㎡から -8.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 % → 2025年 45.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 42.4 % → 2025年 20.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.5 % → 2025年 10.0 %)
上熊本駅 13.3 万/㎡(昨年同期比 -60.5 %)
上熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -60.5%( -20.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -96.6%( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 16.5年から +118.4 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 73.1 ㎡から -4.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.8 分 → 2025年 7.0 分、-55.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 16.5 年 → 2025年 36.0 年、+118.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示