【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の愛知環状鉄道線 (岡崎駅～高蔵寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +1.1％( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 69 件(１年前(2024年)に比べて +19.0％( +11件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 27.4年から -0.6 ％減)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 76.4 ㎡から -0.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。三河豊田駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三河豊田駅で昨年に比べ +16.2 ％、単価は 26.4 万円/㎡となった。
上位 2 駅(三河豊田駅、四郷駅)は +10.2 ％(単価 +2.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(末野原駅、北岡崎駅)は -43.4 ％(単価 -11.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 16.7 分 → 2025年 11.7 分、-30.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 ％ → 2025年 13.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 ％ → 2025年 17.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 ％ → 2025年 50.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 11.8 ％ → 2025年 7.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった四郷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +4.2％( +1.8万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +33.3％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった末野原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -62.2％( -18.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 愛知環状鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岡崎駅 | 26.1万/㎡ (23.7年/80.5㎡) | 25.7万/㎡ (24.5年/78.3㎡) | 30.0万/㎡ (17.6年/78.5㎡) |
| 六名駅 | 20.3万/㎡ (25.3年/86.7㎡) | - | 17.3万/㎡ (31.8年/87.5㎡) |
| 中岡崎駅 | - | 12.8万/㎡ (41.3年/72.5㎡) | - |
| 北岡崎駅 | 15.9万/㎡ (33.6年/70.0㎡) | 21.1万/㎡ (27.9年/86.7㎡) | 17.7万/㎡ (33.3年/80.0㎡) |
| 大門駅 | - | 21.1万/㎡ (22.3年/95.0㎡) | 21.2万/㎡ (33.3年/85.0㎡) |
| 北野桝塚駅 | - | 25.0万/㎡ (33.3年/100㎡) | - |
| 永覚駅 | - | 25.9万/㎡ (16.3年/85.0㎡) | - |
| 末野原駅 | 10.9万/㎡ (52.3年/55.0㎡) | 28.9万/㎡ (13.3年/90.0㎡) | 27.1万/㎡ (28.3年/85.0㎡) |
| 三河豊田駅 | 26.4万/㎡ (20.8年/82.3㎡) | 22.7万/㎡ (24.5年/80.0㎡) | 22.2万/㎡ (32.8年/70.0㎡) |
| 新上挙母駅 | 20.9万/㎡ (23.3年/75.0㎡) | - | - |
| 新豊田駅 | 29.5万/㎡ (22.3年/77.5㎡) | 32.2万/㎡ (19.9年/80.0㎡) | 29.7万/㎡ (7.3年/85.0㎡) |
| 愛環梅坪駅 | 17.3万/㎡ (30.3年/75.0㎡) | - | 33.5万/㎡ (27.3年/82.5㎡) |
| 四郷駅 | 44.0万/㎡ (4.8年/76.2㎡) | 42.2万/㎡ (3.9年/76.7㎡) | - |
| 保見駅 | 11.2万/㎡ (46.3年/65.0㎡) | - | - |
| 山口駅 | - | - | - |
| 瀬戸口駅 | 12.8万/㎡ (30.3年/80.0㎡) | - | - |
| 瀬戸市駅 | 14.7万/㎡ (31.9年/71.7㎡) | - | - |
| 中水野駅 | 8.8万/㎡ (32.3年/80.0㎡) | - | - |
| 高蔵寺駅 | 12.8万/㎡ (44.8年/63.8㎡) | 15.4万/㎡ (37.2年/66.7㎡) | 17.8万/㎡ (30.2年/78.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
三河豊田駅 26.4 万/㎡(昨年同期比 +16.2 ％)
三河豊田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +16.2％( +3.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて -21.4％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 24.5年から -15.1 ％減)。平均専有面積は 82.3 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +2.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 24.5 年 → 2025年 20.8 年、-15.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 17.8 分 → 2025年 10.7 分、-39.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.1 ％ → 2025年 28.6 ％)
四郷駅 44.0 万/㎡(昨年同期比 +4.2 ％)
四郷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +4.2％( +1.8万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +33.3％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.8年(昨年 3.9年から +21.3 ％増)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から -0.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 3.9 年 → 2025年 4.8 年、+21.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 1.3 分 → 2025年 2.2 分、+68.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 75.0 ％)
末野原駅 10.9 万/㎡(昨年同期比 -62.2 ％)
末野原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -62.2％( -18.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 52.3年(昨年 13.3年から +294.2 ％増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -38.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 15.0 分 → 2025年 13.0 分、-13.3 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 13.3 年 → 2025年 52.3 年、+294.2 ％と大きく増加)
北岡崎駅 15.9 万/㎡(昨年同期比 -24.5 ％)
北岡崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -24.5％( -5.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.6年(昨年 27.9年から +20.3 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 86.7 ㎡から -19.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 27.9 年 → 2025年 33.6 年、+20.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 13.5 分、+50.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示