【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の名鉄瀬戸線 (栄町駅～尾張瀬戸駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -15.0％( -4.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 82 件(１年前(2024年)に比べて -4.7％( -4件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.7年(昨年 25.7年から +15.7 ％増)。平均専有面積は 73.9 ㎡ (昨年 76.5 ㎡から -3.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 14 駅。ほとんどの駅において下落した。東大手駅、喜多山駅、水野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東大手駅で昨年に比べ +67.0 ％、単価は 56.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(東大手駅、水野駅)は +62.3 ％(単価 +14.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(尼ケ坂駅、旭前駅)は -48.0 ％(単価 -29.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.5 ％ → 2025年 28.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 52.3 ％ → 2025年 47.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 25.7 年 → 2025年 29.7 年、+15.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.0 ％ → 2025年 24.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.6 ％ → 2025年 8.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東大手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +67.0％( +22.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった旭前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -39.1％( -5.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄瀬戸線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 栄町駅 | - | - | - |
| 東大手駅 | 56.7万/㎡ (19.3年/87.5㎡) | 33.9万/㎡ (28.8年/75.0㎡) | 33.7万/㎡ (30.3年/95.0㎡) |
| 清水駅 | 40.1万/㎡ (20.3年/60.0㎡) | 65.0万/㎡ (15.6年/76.7㎡) | 30.9万/㎡ (36.8年/55.0㎡) |
| 尼ケ坂駅 | 40.0万/㎡ (33.3年/65.0㎡) | 92.9万/㎡ (5.3年/97.5㎡) | 56.5万/㎡ (10.9年/80.0㎡) |
| 森下駅 | 34.6万/㎡ (31.8年/78.3㎡) | 39.0万/㎡ (23.8年/80.0㎡) | 33.6万/㎡ (26.8年/82.5㎡) |
| 大曽根駅 | 39.6万/㎡ (24.7年/70.0㎡) | 47.3万/㎡ (20.1年/71.1㎡) | 33.5万/㎡ (25.4年/64.2㎡) |
| 矢田駅 | - | - | - |
| 守山自衛隊前駅 | 21.8万/㎡ (28.6年/70.0㎡) | 30.8万/㎡ (21.7年/86.0㎡) | 26.9万/㎡ (21.3年/85.0㎡) |
| 瓢箪山駅 | 20.3万/㎡ (34.0年/71.5㎡) | 24.8万/㎡ (24.9年/75.0㎡) | 15.8万/㎡ (41.3年/62.5㎡) |
| 小幡駅 | 21.6万/㎡ (31.6年/74.0㎡) | 26.2万/㎡ (27.1年/77.5㎡) | 23.8万/㎡ (29.3年/72.5㎡) |
| 喜多山駅 | 22.6万/㎡ (25.9年/83.3㎡) | 15.4万/㎡ (28.6年/76.7㎡) | 21.0万/㎡ (25.3年/72.5㎡) |
| 大森・金城学院前駅 | 21.0万/㎡ (36.3年/67.5㎡) | 23.1万/㎡ (27.3年/73.3㎡) | 7.5万/㎡ (41.3年/55.0㎡) |
| 印場駅 | 18.2万/㎡ (28.8年/77.5㎡) | 28.2万/㎡ (19.6年/83.3㎡) | 22.6万/㎡ (24.8年/73.3㎡) |
| 旭前駅 | 9.1万/㎡ (48.3年/55.0㎡) | 14.9万/㎡ (33.3年/85.0㎡) | 16.6万/㎡ (29.8年/70.0㎡) |
| 尾張旭駅 | 17.8万/㎡ (19.3年/90.0㎡) | 18.8万/㎡ (34.3年/67.9㎡) | - |
| 三郷駅 | 13.7万/㎡ (33.6年/74.2㎡) | 16.7万/㎡ (35.6年/65.0㎡) | 14.5万/㎡ (32.5年/70.6㎡) |
| 水野駅 | 14.9万/㎡ (28.3年/76.2㎡) | 9.5万/㎡ (35.3年/90.0㎡) | 15.1万/㎡ (25.3年/82.5㎡) |
| 新瀬戸駅 | 16.0万/㎡ (27.8年/75.0㎡) | 17.9万/㎡ (30.0年/76.2㎡) | - |
| 瀬戸市役所前駅 | 10.4万/㎡ (39.3年/85.0㎡) | 11.0万/㎡ (32.3年/73.3㎡) | 35.4万/㎡ (28.3年/65.0㎡) |
| 尾張瀬戸駅 | 11.5万/㎡ (32.3年/81.2㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東大手駅 56.7 万/㎡(昨年同期比 +67.0 ％)
東大手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +67.0％( +22.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.3年(昨年 28.8年から -33.0 ％減)。平均専有面積は 87.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +16.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 28.8 年 → 2025年 19.3 年、-33.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 9.0 分 → 2025年 5.5 分、-38.9 ％と大きく減少)
水野駅 14.9 万/㎡(昨年同期比 +57.6 ％)
水野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +57.6％( +5.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 35.3年から -19.9 ％減)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -15.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 35.3 年 → 2025年 28.3 年、-19.9 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.5 分 → 2025年 7.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
尼ケ坂駅 40.0 万/㎡(昨年同期比 -57.0 ％)
尼ケ坂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -57.0％( -52.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 5.3年から +532.9 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 97.5 ㎡から -33.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.0 分 → 2025年 8.0 分、-27.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 5.3 年 → 2025年 33.3 年、+532.9 ％と大きく増加)
旭前駅 9.1 万/㎡(昨年同期比 -39.1 ％)
旭前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -39.1％( -5.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.3年(昨年 33.3年から +45.1 ％増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -35.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 16.5 分 → 2025年 2.0 分、-87.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 33.3 年 → 2025年 48.3 年、+45.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示