【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜12月期の名鉄津島線 (須ケ口駅～津島駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -14.9％( -2.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 34 件(１年前(2023年)に比べて -45.2％( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 26.4年から +17.0 ％増)。平均専有面積は 78.1 ㎡ (昨年 80.2 ㎡から -2.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。勝幡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは勝幡駅で昨年に比べ +45.6 ％、単価は 15.2 万円/㎡となった。
上位 2 駅(勝幡駅、甚目寺駅)は +26.5 ％(単価 +2.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(青塚駅、木田駅)は -43.3 ％(単価 -6.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 72.1 ％ → 2024年 70.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 26.4 年 → 2024年 30.9 年、+17.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 12.8 分 → 2024年 14.6 分、+14.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.9 ％ → 2024年 17.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.2 ％ → 2024年 2.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった須ケ口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +5.9％( +1.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -55.8％( -7.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄津島線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 須ケ口駅 | 26.7万/㎡ (35.3年/60.0㎡) | 25.2万/㎡ (21.5年/79.4㎡) | 18.3万/㎡ (27.5年/73.5㎡) |
| 甚目寺駅 | 16.3万/㎡ (25.5年/87.7㎡) | 15.1万/㎡ (27.2年/85.0㎡) | 13.7万/㎡ (26.6年/80.0㎡) |
| 七宝駅 | 15.8万/㎡ (28.1年/79.0㎡) | 16.9万/㎡ (27.7年/77.7㎡) | 13.6万/㎡ (32.5年/73.3㎡) |
| 木田駅 | 13.4万/㎡ (32.7年/73.8㎡) | 19.3万/㎡ (19.6年/86.7㎡) | 7.0万/㎡ (40.9年/64.2㎡) |
| 青塚駅 | 5.8万/㎡ (31.3年/80.0㎡) | 13.0万/㎡ (27.0年/80.0㎡) | 14.5万/㎡ (27.9年/75.0㎡) |
| 勝幡駅 | 15.2万/㎡ (31.5年/65.0㎡) | 10.5万/㎡ (30.5年/65.0㎡) | - |
| 津島駅 | 10.3万/㎡ (38.7年/71.4㎡) | 14.0万/㎡ (30.0年/73.9㎡) | 16.4万/㎡ (30.2年/82.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
勝幡駅 15.2 万/㎡(昨年同期比 +45.6 ％)
勝幡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +45.6％( +4.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.5年(昨年 30.5年から +3.3 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
甚目寺駅 16.3 万/㎡(昨年同期比 +7.3 ％)
甚目寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +7.3％( +1.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -45.0％( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 27.2年から -6.2 ％減)。平均専有面積は 87.7 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から +3.2 ％増)。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 85.0 ％ → 2024年 90.9 ％)
青塚駅 5.8 万/㎡(昨年同期比 -55.8 ％)
青塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -55.8％( -7.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 27.0年から +15.8 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 27.0 年 → 2024年 31.3 年、+15.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.5 分 → 2024年 30.0 分、+122.2 ％と大きく増加)
木田駅 13.4 万/㎡(昨年同期比 -30.8 ％)
木田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -30.8％( -5.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 19.6年から +66.3 ％増)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 86.7 ㎡から -14.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.6 年 → 2024年 32.7 年、+66.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 62.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示