【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の京浜急行逗子線 (金沢文庫駅~逗子・葉山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -4.1%( -1.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 56 件(1年前(2024年)に比べて +12.0%( +6件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 35.2年(昨年 31.5年から +12.0 %増)。平均専有面積は 73.5 ㎡ (昨年 71.5 ㎡から +2.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。神武寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは神武寺駅で昨年に比べ +41.3 %、単価は 24.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(神武寺駅)は +41.3 %(単価 +7.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(金沢文庫駅)は -9.7 %(単価 -3.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 57.1 % → 2025年 55.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 31.5 年 → 2025年 35.2 年、+12.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.4 % → 2025年 35.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.9 % → 2025年 10.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった逗子・葉山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +19.5%( +8.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった六浦駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -0.7%( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 15 件(1年前(2024年)に比べて +25.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 京浜急行逗子線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 金沢文庫駅 | 35.3万/㎡ (30.0年/81.6㎡) | 39.1万/㎡ (26.9年/74.7㎡) | 41.4万/㎡ (25.5年/84.7㎡) |
| 金沢八景駅 | 43.3万/㎡ (38.2年/68.6㎡) | 39.9万/㎡ (31.3年/68.1㎡) | 33.3万/㎡ (38.1年/76.7㎡) |
| 六浦駅 | 22.8万/㎡ (36.8年/68.3㎡) | 23.0万/㎡ (29.2年/76.7㎡) | 35.2万/㎡ (22.6年/69.1㎡) |
| 神武寺駅 | 24.2万/㎡ (42.4年/65.8㎡) | 17.2万/㎡ (54.0年/55.0㎡) | 21.7万/㎡ (44.3年/60.0㎡) |
| 逗子・葉山駅 | 49.0万/㎡ (43.3年/72.5㎡) | 41.0万/㎡ (47.3年/61.7㎡) | 52.0万/㎡ (37.8年/66.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
神武寺駅 24.2 万/㎡(昨年同期比 +41.3 %)
神武寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +41.3%( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.4年(昨年 54.0年から -21.3 %減)。平均専有面積は 65.8 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +19.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 54.0 年 → 2025年 42.4 年、-21.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.7 分 → 2025年 8.3 分、+25.0 %と大きく増加)
金沢文庫駅 35.3 万/㎡(昨年同期比 -9.7 %)
金沢文庫駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -9.7%( -3.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(1年前(2024年)に比べて +15.8%( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 26.9年から +11.6 %増)。平均専有面積は 81.6 ㎡ (昨年 74.7 ㎡から +9.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 26.9 年 → 2025年 30.0 年、+11.6 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 52.6 % → 2025年 68.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示