
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期の西武多摩川線 (武蔵境駅~是政駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -1.9%( -1.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 31 件(1年前(2023年)に比べて -8.8%( -3件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 26.0年から -8.9 %減)。平均専有面積は 68.7 ㎡ (昨年 63.1 ㎡から +8.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。是政駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは是政駅で昨年に比べ +6.5 %、単価は 45.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(是政駅)は +6.5 %(単価 +2.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(多磨駅)は -36.5 %(単価 -17.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.2 % → 2024年 29.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.9 % → 2024年 18.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.3 % → 2024年 18.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.7 % → 2024年 16.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵境駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は78.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +2.4%( +1.9万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて -12.0%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった多磨駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -36.5%( -17.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
西武多摩川線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
武蔵境駅 | 78.3万/㎡ (22.8年/68.0㎡) | 76.4万/㎡ (25.7年/60.6㎡) | 66.4万/㎡ (27.6年/61.3㎡) |
新小金井駅 | - | - | - |
多磨駅 | 30.6万/㎡ (29.3年/67.5㎡) | 48.1万/㎡ (25.1年/66.7㎡) | 42.0万/㎡ (20.8年/60.0㎡) |
白糸台駅 | 47.3万/㎡ (17.8年/55.0㎡) | 55.7万/㎡ (20.1年/70.0㎡) | 53.8万/㎡ (18.8年/70.0㎡) |
競艇場前駅 | - | - | 35.2万/㎡ (20.1年/66.7㎡) |
是政駅 | 45.0万/㎡ (26.3年/74.2㎡) | 42.2万/㎡ (35.4年/73.3㎡) | 44.1万/㎡ (22.9年/87.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
是政駅 45.0 万/㎡(昨年同期比 +6.5 %)
是政駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +6.5%( +2.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 35.4年から -25.9 %減)。平均専有面積は 74.2 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から +1.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 35.4 年 → 2024年 26.3 年、-25.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 33.3 %)
多磨駅 30.6 万/㎡(昨年同期比 -36.5 %)
多磨駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -36.5%( -17.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 25.1年から +16.6 %増)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から +1.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 25.1 年 → 2024年 29.3 年、+16.6 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 4.7 分 → 2024年 5.5 分、+17.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示