【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -6.6％( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 100 件(１年前(2024年)に比べて -75.9％( -315件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.2年(昨年 29.2年から +6.9 ％増)。平均専有面積は 72.8 ㎡ (昨年 68.7 ㎡から +6.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東海神駅、村上駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東海神駅で昨年に比べ +55.0 ％、単価は 35.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(東海神駅、村上駅)は +42.9 ％(単価 +8.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(北習志野駅、船橋日大前駅)は -21.5 ％(単価 -7.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.9 ％ → 2025年 4.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.5 ％ → 2025年 1.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 35.4 ％ → 2025年 43.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 8.4 ％ → 2025年 2.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +0.8％( +0.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 32 件(１年前(2024年)に比べて -76.6％( -105件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +30.7％( +3.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -71.7％( -38件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 43.3万/㎡ (30.1年/69.5㎡) | 43.0万/㎡ (30.6年/68.1㎡) | 46.3万/㎡ (25.0年/66.4㎡) |
| 東海神駅 | 35.7万/㎡ (52.0年/70.0㎡) | 23.0万/㎡ (39.6年/65.0㎡) | 56.2万/㎡ (24.2年/67.0㎡) |
| 飯山満駅 | 18.1万/㎡ (31.9年/75.8㎡) | 17.8万/㎡ (38.5年/63.3㎡) | 13.6万/㎡ (40.7年/62.9㎡) |
| 北習志野駅 | 26.1万/㎡ (40.2年/79.0㎡) | 34.5万/㎡ (23.2年/73.1㎡) | 31.7万/㎡ (28.4年/76.3㎡) |
| 船橋日大前駅 | 31.3万/㎡ (28.0年/75.0㎡) | 38.4万/㎡ (22.9年/74.1㎡) | 30.0万/㎡ (24.2年/74.5㎡) |
| 八千代緑が丘駅 | 32.8万/㎡ (26.4年/74.8㎡) | 39.6万/㎡ (21.9年/70.9㎡) | 36.6万/㎡ (24.3年/67.4㎡) |
| 八千代中央駅 | 30.2万/㎡ (21.2年/80.0㎡) | 32.9万/㎡ (20.8年/78.0㎡) | 33.5万/㎡ (20.0年/73.3㎡) |
| 村上駅 | 16.7万/㎡ (39.0年/68.3㎡) | 12.8万/㎡ (44.5年/58.3㎡) | 16.9万/㎡ (40.8年/64.6㎡) |
| 東葉勝田台駅 | - | 23.4万/㎡ (26.8年/72.9㎡) | 25.0万/㎡ (31.0年/80.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東海神駅 35.7 万/㎡(昨年同期比 +55.0 ％)
東海神駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +55.0％( +12.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.0年(昨年 39.6年から +31.4 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +7.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.3 分 → 2025年 4.0 分、-61.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 39.6 年 → 2025年 52.0 年、+31.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 100.0 ％)
村上駅 16.7 万/㎡(昨年同期比 +30.7 ％)
村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +30.7％( +3.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -71.7％( -38件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 44.5年から -12.5 ％減)。平均専有面積は 68.3 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から +17.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 44.5 年 → 2025年 39.0 年、-12.5 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 15.2 分 → 2025年 13.6 分、-10.5 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 87.8 ％ → 2025年 60.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.1 ％ → 2025年 33.3 ％)
北習志野駅 26.1 万/㎡(昨年同期比 -24.4 ％)
北習志野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -24.4％( -8.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて -79.2％( -38件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.2年(昨年 23.2年から +73.5 ％増)。平均専有面積は 79.0 ㎡ (昨年 73.1 ㎡から +8.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.2 分 → 2025年 8.2 分、-27.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.2 ％ → 2025年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 23.2 年 → 2025年 40.2 年、+73.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.6 ％ → 2025年 60.0 ％)
船橋日大前駅 31.3 万/㎡(昨年同期比 -18.6 ％)
船橋日大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -18.6％( -7.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -81.2％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 22.9年から +22.4 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 74.1 ㎡から +1.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.8 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 22.9 年 → 2025年 28.0 年、+22.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.6 分 → 2025年 11.7 分、+21.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示