【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -7.3％( -2.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 100 件(１年前(2024年)に比べて -18.7％( -23件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 31.2年(昨年 27.9年から +11.7 ％増)。平均専有面積は 72.8 ㎡ (昨年 67.8 ㎡から +7.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。村上駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは村上駅で昨年に比べ +41.6 ％、単価は 16.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(村上駅、飯山満駅)は +28.0 ％(単価 +3.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(船橋日大前駅、北習志野駅)は -29.4 ％(単価 -12.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.7 ％ → 2025年 4.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 27.9 年 → 2025年 31.2 年、+11.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.4 ％ → 2025年 43.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 11.9 ％ → 2025年 2.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -0.4％( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 32 件(１年前(2024年)に比べて -23.8％( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +41.6％( +4.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -11.8％( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 43.3万/㎡ (30.1年/69.5㎡) | 43.5万/㎡ (29.4年/68.7㎡) | 48.3万/㎡ (26.6年/64.1㎡) |
| 東海神駅 | 35.7万/㎡ (52.0年/70.0㎡) | - | 53.8万/㎡ (25.0年/65.0㎡) |
| 飯山満駅 | 18.1万/㎡ (31.9年/75.8㎡) | 15.8万/㎡ (39.0年/63.3㎡) | 14.9万/㎡ (41.5年/63.0㎡) |
| 北習志野駅 | 26.1万/㎡ (40.2年/79.0㎡) | 36.7万/㎡ (17.7年/74.4㎡) | 35.4万/㎡ (20.6年/80.4㎡) |
| 船橋日大前駅 | 31.3万/㎡ (28.0年/75.0㎡) | 44.7万/㎡ (14.0年/73.8㎡) | 34.5万/㎡ (22.7年/71.7㎡) |
| 八千代緑が丘駅 | 32.8万/㎡ (26.4年/74.8㎡) | 40.0万/㎡ (19.6年/70.2㎡) | 38.3万/㎡ (21.5年/70.0㎡) |
| 八千代中央駅 | 30.2万/㎡ (21.2年/80.0㎡) | 37.0万/㎡ (22.0年/73.8㎡) | 30.0万/㎡ (19.0年/75.0㎡) |
| 村上駅 | 16.7万/㎡ (39.0年/68.3㎡) | 11.8万/㎡ (44.7年/56.2㎡) | 15.4万/㎡ (39.1年/65.0㎡) |
| 東葉勝田台駅 | - | - | 16.5万/㎡ (33.4年/78.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
村上駅 16.7 万/㎡(昨年同期比 +41.6 ％)
村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +41.6％( +4.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -11.8％( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 44.7年から -12.9 ％減)。平均専有面積は 68.3 ㎡ (昨年 56.2 ㎡から +21.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 44.7 年 → 2025年 39.0 年、-12.9 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 87.5 ％ → 2025年 60.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.2 ％ → 2025年 33.3 ％)
飯山満駅 18.1 万/㎡(昨年同期比 +14.4 ％)
飯山満駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +14.4％( +2.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.9年(昨年 39.0年から -18.4 ％減)。平均専有面積は 75.8 ㎡ (昨年 63.3 ㎡から +19.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 39.0 年 → 2025年 31.9 年、-18.4 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.1 分 → 2025年 12.2 分、+20.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
船橋日大前駅 31.3 万/㎡(昨年同期比 -30.0 ％)
船橋日大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -30.0％( -13.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 14.0年から +100.0 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 73.8 ㎡から +1.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 14.0 年 → 2025年 28.0 年、+100.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.0 分 → 2025年 11.7 分、+45.8 ％と大きく増加)
北習志野駅 26.1 万/㎡(昨年同期比 -28.9 ％)
北習志野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -28.9％( -10.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて -37.5％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.2年(昨年 17.7年から +126.7 ％増)。平均専有面積は 79.0 ㎡ (昨年 74.4 ㎡から +6.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.4 分 → 2025年 8.2 分、-21.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.2 ％ → 2025年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.7 年 → 2025年 40.2 年、+126.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 ％ → 2025年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示