
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR総武本線 (千葉駅~横芝駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +4.3%( +1.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 65 件(1年前(2024年)に比べて -69.5%( -148件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 25.4年から -1.9 %減)。平均専有面積は 70.5 ㎡ (昨年 66.2 ㎡から +6.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。都賀駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは都賀駅で昨年に比べ +62.2 %、単価は 30.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(都賀駅)は +62.2 %(単価 +11.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(千葉駅)は -6.0 %(単価 -3.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.3 % → 2025年 46.8 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.3 % → 2025年 8.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.3 % → 2025年 17.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -6.0%( -3.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 38 件(1年前(2024年)に比べて -64.5%( -69件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +2.2%( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて -75.0%( -39件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR総武本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千葉駅 | 47.4万/㎡ (22.3年/70.5㎡) | 50.5万/㎡ (19.7年/63.9㎡) | 42.0万/㎡ (20.9年/68.4㎡) |
東千葉駅 | 25.7万/㎡ (33.1年/70.0㎡) | 25.2万/㎡ (34.4年/65.9㎡) | 27.9万/㎡ (29.3年/63.0㎡) |
都賀駅 | 30.6万/㎡ (23.8年/63.8㎡) | 18.9万/㎡ (32.4年/70.0㎡) | 18.5万/㎡ (34.4年/68.7㎡) |
四街道駅 | 28.2万/㎡ (24.0年/74.0㎡) | 25.3万/㎡ (26.5年/71.5㎡) | 28.8万/㎡ (24.3年/70.0㎡) |
佐倉駅 | - | 27.8万/㎡ (21.1年/72.5㎡) | 32.3万/㎡ (19.3年/65.0㎡) |
八街駅 | - | 13.3万/㎡ (32.0年/75.0㎡) | 11.0万/㎡ (31.4年/60.0㎡) |
成東駅 | - | 13.6万/㎡ (0年/70.0㎡) | - |
横芝駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
都賀駅 30.6 万/㎡(昨年同期比 +62.2 %)
都賀駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +62.2%( +11.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 32.4年から -26.7 %減)。平均専有面積は 63.8 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -8.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 32.4 年 → 2025年 23.8 年、-26.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.4 分 → 2025年 8.5 分、-36.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 72.7 % → 2025年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 % → 2025年 25.0 %)
千葉駅 47.4 万/㎡(昨年同期比 -6.0 %)
千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -6.0%( -3.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 38 件(1年前(2024年)に比べて -64.5%( -69件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 19.7年から +13.3 %増)。平均専有面積は 70.5 ㎡ (昨年 63.9 ㎡から +10.4 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 37.4 % → 2025年 36.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 19.7 年 → 2025年 22.3 年、+13.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.0 % → 2025年 16.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 5.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示