【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の高松琴平電鉄志度線 (瓦町駅～塩屋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +5.5％( +0.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2024年)に比べて +14.3％( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 29.0年から -3.5 ％減)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 61.2 ㎡から +12.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。瓦町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは松島二丁目駅で昨年に比べ +129.7 ％、単価は 21.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(松島二丁目駅、瓦町駅)は +111.7 ％(単価 +14.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(今橋駅、潟元駅)は -40.7 ％(単価 -7.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 83.3 ％ → 2025年 62.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 ％ → 2025年 16.7 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 4.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった瓦町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +93.8％( +17.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +25.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった潟元駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -37.0％( -5.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて +12.5％( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
| 高松琴平電鉄志度線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 瓦町駅 | 35.3万/㎡ (17.4年/63.0㎡) | 18.2万/㎡ (27.5年/40.0㎡) | 33.7万/㎡ (15.3年/86.7㎡) |
| 今橋駅 | 11.0万/㎡ (38.4年/46.7㎡) | 19.8万/㎡ (33.0年/40.0㎡) | 25.3万/㎡ (24.5年/62.5㎡) |
| 松島二丁目駅 | 21.8万/㎡ (21.0年/55.0㎡) | 9.5万/㎡ (35.0年/20.0㎡) | 8.6万/㎡ (35.0年/45.0㎡) |
| 沖松島駅 | 12.0万/㎡ (31.8年/69.0㎡) | 13.3万/㎡ (41.5年/60.0㎡) | 22.7万/㎡ (20.0年/75.0㎡) |
| 春日川駅 | 10.4万/㎡ (27.0年/80.0㎡) | 15.6万/㎡ (25.0年/75.0㎡) | 12.3万/㎡ (26.5年/75.0㎡) |
| 潟元駅 | 9.1万/㎡ (29.2年/79.4㎡) | 14.5万/㎡ (24.8年/78.1㎡) | 11.4万/㎡ (26.8年/72.1㎡) |
| 琴電屋島駅 | - | 20.0万/㎡ (18.0年/80.0㎡) | 5.6万/㎡ (36.0年/80.0㎡) |
| 古高松駅 | - | 12.9万/㎡ (34.0年/70.0㎡) | - |
| 八栗駅 | - | - | - |
| 八栗新道駅 | - | - | - |
| 塩屋駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
松島二丁目駅 21.8 万/㎡(昨年同期比 +129.7 ％)
松島二丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +129.7％( +12.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 35.0年から -40.0 ％減)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +175.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 35.0 年 → 2025年 21.0 年、-40.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.0 分 → 2025年 6.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
瓦町駅 35.3 万/㎡(昨年同期比 +93.8 ％)
瓦町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +93.8％( +17.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +25.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.4年(昨年 27.5年から -36.7 ％減)。平均専有面積は 63.0 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から +57.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 27.5 年 → 2025年 17.4 年、-36.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 80.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 4.8 分 → 2025年 5.4 分、+13.7 ％と増加)
今橋駅 11.0 万/㎡(昨年同期比 -44.4 ％)
今橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -44.4％( -8.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.4年(昨年 33.0年から +16.2 ％増)。平均専有面積は 46.7 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から +16.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 7.0 分 → 2025年 4.0 分、-42.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 33.0 年 → 2025年 38.4 年、+16.2 ％と増加)
潟元駅 9.1 万/㎡(昨年同期比 -37.0 ％)
潟元駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -37.0％( -5.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて +12.5％( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 29.2年(昨年 24.8年から +17.8 ％増)。平均専有面積は 79.4 ㎡ (昨年 78.1 ㎡から +1.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 88.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 24.8 年 → 2025年 29.2 年、+17.8 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 11.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示