
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR伊東線 (熱海駅~伊東駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +51.3%( +10.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 70 件(1年前(2024年)に比べて +400.0%( +56件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 41.1年から -8.8 %減)。平均専有面積は 62.2 ㎡ (昨年 70.7 ㎡から -12.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。伊東駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは来宮駅で昨年に比べ +233.4 %、単価は 44.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(来宮駅)は +233.4 %(単価 +30.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(網代駅)は -40.1 %(単価 -9.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 9.8 分 → 2025年 8.0 分、-18.0 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 38.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 4.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった来宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +233.4%( +30.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて +200.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊東駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +25.9%( +2.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて +66.7%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR伊東線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
熱海駅 | 30.1万/㎡ (38.8年/62.7㎡) | 26.1万/㎡ (39.2年/67.1㎡) | 40.3万/㎡ (28.7年/61.2㎡) |
来宮駅 | 44.2万/㎡ (30.0年/66.7㎡) | 13.2万/㎡ (48.0年/70.0㎡) | 43.9万/㎡ (21.5年/67.5㎡) |
伊豆多賀駅 | - | - | - |
網代駅 | 13.9万/㎡ (44.0年/46.2㎡) | 23.2万/㎡ (31.0年/95.0㎡) | 8.3万/㎡ (46.0年/30.0㎡) |
宇佐美駅 | - | - | - |
伊東駅 | 12.2万/㎡ (32.2年/62.0㎡) | 9.7万/㎡ (42.0年/71.7㎡) | 6.3万/㎡ (40.0年/60.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
来宮駅 44.2 万/㎡(昨年同期比 +233.4 %)
来宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +233.4%( +30.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて +200.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 48.0年から -37.5 %減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -4.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 48.0 年 → 2025年 30.0 年、-37.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.5 分 → 2025年 7.1 分、-38.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 % → 2025年 22.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 44.4 %)
網代駅 13.9 万/㎡(昨年同期比 -40.1 %)
網代駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -40.1%( -9.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.0年(昨年 31.0年から +41.9 %増)。平均専有面積は 46.2 ㎡ (昨年 95.0 ㎡から -51.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 31.0 年 → 2025年 44.0 年、+41.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 2.0 分 → 2025年 4.0 分、+100.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示