この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のつくばエクスプレス線 (守谷駅～つくば駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +15.2％( +6.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 42 件(１年前(2024年)に比べて -35.4％( -23件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 14.0年から +2.4 ％増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 85.6 ㎡から -0.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。つくば駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはつくば駅で昨年に比べ +22.8 ％、単価は 51.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(つくば駅)は +22.8 ％(単価 +9.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(研究学園駅)は -4.7 ％(単価 -2.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.9 分 → 2025年 8.1 分、-25.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.5 ％ → 2025年 4.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.8 ％ → 2025年 16.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.8 ％ → 2025年 23.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったつくば駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +22.8％( +9.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(１年前(2024年)に比べて -28.6％( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったみどりの駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +4.2％( +1.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| つくばエクスプレス線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 守谷駅 | 50.0万/㎡ (12.8年/82.7㎡) | 51.4万/㎡ (10.7年/82.0㎡) | 42.1万/㎡ (13.2年/82.9㎡) |
| みらい平駅 | 42.3万/㎡ (10.0年/75.0㎡) | 37.1万/㎡ (12.4年/66.9㎡) | 39.7万/㎡ (9.6年/68.0㎡) |
| みどりの駅 | 33.3万/㎡ (16.0年/75.0㎡) | 32.0万/㎡ (17.0年/75.0㎡) | 33.6万/㎡ (14.0年/125㎡) |
| 万博記念公園駅 | - | 32.7万/㎡ (15.0年/110㎡) | - |
| 研究学園駅 | 45.8万/㎡ (13.7年/96.7㎡) | 48.1万/㎡ (12.1年/87.8㎡) | 45.7万/㎡ (10.8年/88.8㎡) |
| つくば駅 | 51.0万/㎡ (15.3年/85.8㎡) | 41.5万/㎡ (15.6年/89.3㎡) | 41.1万/㎡ (13.5年/86.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
つくば駅 51.0 万/㎡(昨年同期比 +22.8 ％)
つくば駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +22.8％( +9.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(１年前(2024年)に比べて -28.6％( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 15.6年から -1.8 ％減)。平均専有面積は 85.8 ㎡ (昨年 89.3 ㎡から -3.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.5 分 → 2025年 10.0 分、-35.3 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.1 ％ → 2025年 28.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.9 ％ → 2025年 8.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 40.0 ％)
研究学園駅 45.8 万/㎡(昨年同期比 -4.7 ％)
研究学園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -4.7％( -2.3万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.7年(昨年 12.1年から +12.8 ％増)。平均専有面積は 96.7 ㎡ (昨年 87.8 ㎡から +10.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 4.9 分 → 2025年 3.0 分、-38.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 12.1 年 → 2025年 13.7 年、+12.8 ％と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 44.4 ％ → 2025年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示