【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR磐越東線 (いわき駅~郡山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +15.3%( +3.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 49 件(1年前(2024年)に比べて -69.6%( -112件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 25.8年から -1.3 %減)。平均専有面積は 69.2 ㎡ (昨年 68.3 ㎡から +1.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。いわき駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはいわき駅で昨年に比べ +35.5 %、単価は 34.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(いわき駅)は +35.5 %(単価 +8.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(郡山駅)は +6.1 %(単価 +1.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 18.4 分 → 2025年 16.0 分、-12.8 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 70.7 % → 2025年 64.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.6 % → 2025年 2.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.5 % → 2025年 6.2 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.5 % → 2025年 2.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったいわき駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +35.5%( +8.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて -59.4%( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった郡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +6.1%( +1.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 36 件(1年前(2024年)に比べて -72.1%( -93件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR磐越東線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| いわき駅 | 34.2万/㎡ (25.6年/65.4㎡) | 25.2万/㎡ (22.7年/67.7㎡) | 28.4万/㎡ (17.5年/71.6㎡) |
| 郡山駅 | 24.1万/㎡ (25.5年/70.6㎡) | 22.8万/㎡ (26.6年/68.4㎡) | 25.9万/㎡ (22.1年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
いわき駅 34.2 万/㎡(昨年同期比 +35.5 %)
いわき駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +35.5%( +8.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて -59.4%( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 22.7年から +13.0 %増)。平均専有面積は 65.4 ㎡ (昨年 67.7 ㎡から -3.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.5 % → 2025年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 22.7 年 → 2025年 25.6 年、+13.0 %と増加)
郡山駅 24.1 万/㎡(昨年同期比 +6.1 %)
郡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +6.1%( +1.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 36 件(1年前(2024年)に比べて -72.1%( -93件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 26.6年から -4.1 %減)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 68.4 ㎡から +3.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 20.4 分 → 2025年 17.7 分、-12.9 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 70.3 % → 2025年 63.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.1 % → 2025年 5.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示