
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の京浜急行逗子線 (金沢文庫駅~逗子・葉山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +12.8%( +4.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 57 件(1年前(2024年)に比べて -68.5%( -124件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 32.7年から -4.8 %減)。平均専有面積は 72.2 ㎡ (昨年 68.6 ㎡から +5.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。逗子・葉山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは逗子・葉山駅で昨年に比べ +78.7 %、単価は 72.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(逗子・葉山駅)は +78.7 %(単価 +31.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(神武寺駅)は -14.5 %(単価 -2.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 59.2 % → 2025年 47.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.1 % → 2025年 13.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 24.0 % → 2025年 35.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった逗子・葉山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +78.7%( +31.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -60.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神武寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -14.5%( -2.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -77.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
京浜急行逗子線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
金沢文庫駅 | 38.4万/㎡ (28.9年/74.7㎡) | 34.3万/㎡ (30.5年/73.2㎡) | 38.0万/㎡ (27.4年/75.1㎡) |
金沢八景駅 | 47.3万/㎡ (32.7年/63.6㎡) | 42.3万/㎡ (30.0年/65.0㎡) | 36.9万/㎡ (34.4年/66.2㎡) |
六浦駅 | 26.8万/㎡ (33.1年/75.0㎡) | 23.2万/㎡ (35.9年/67.4㎡) | 28.8万/㎡ (30.2年/67.7㎡) |
神武寺駅 | 16.8万/㎡ (51.5年/62.5㎡) | 19.6万/㎡ (49.7年/57.8㎡) | 21.6万/㎡ (41.0年/62.5㎡) |
逗子・葉山駅 | 72.4万/㎡ (24.5年/75.0㎡) | 40.5万/㎡ (42.3年/61.0㎡) | 60.3万/㎡ (28.8年/73.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
逗子・葉山駅 72.4 万/㎡(昨年同期比 +78.7 %)
逗子・葉山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +78.7%( +31.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -60.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 42.3年から -42.1 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 61.0 ㎡から +23.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 42.3 年 → 2025年 24.5 年、-42.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.5 分 → 2025年 9.0 分、-41.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 100.0 %)
神武寺駅 16.8 万/㎡(昨年同期比 -14.5 %)
神武寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -14.5%( -2.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -77.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.5年(昨年 49.7年から +3.7 %増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 57.8 ㎡から +8.2 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 7.3 分 → 2025年 8.5 分、+15.9 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 88.9 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示