【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の京浜急行逗子線 (金沢文庫駅~逗子・葉山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.2%( +2.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 123 件(1年前(2024年)に比べて -32.0%( -58件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 32.7年から +0.5 %増)。平均専有面積は 72.4 ㎡ (昨年 68.6 ㎡から +5.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。逗子・葉山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは逗子・葉山駅で昨年に比べ +49.8 %、単価は 60.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(逗子・葉山駅)は +49.8 %(単価 +20.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(六浦駅)は +3.6 %(単価 +0.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 59.2 % → 2025年 51.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.9 % → 2025年 1.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 24.0 % → 2025年 35.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 12.1 % → 2025年 10.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった逗子・葉山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +49.8%( +20.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神武寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +13.9%( +2.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
| 京浜急行逗子線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 金沢文庫駅 | 37.4万/㎡ (29.0年/77.9㎡) | 34.3万/㎡ (30.5年/73.2㎡) | 38.0万/㎡ (27.4年/75.1㎡) |
| 金沢八景駅 | 47.7万/㎡ (34.4年/65.2㎡) | 42.3万/㎡ (30.0年/65.0㎡) | 36.9万/㎡ (34.4年/66.2㎡) |
| 六浦駅 | 24.0万/㎡ (35.6年/70.2㎡) | 23.2万/㎡ (35.9年/67.4㎡) | 28.8万/㎡ (30.2年/67.7㎡) |
| 神武寺駅 | 22.4万/㎡ (44.7年/65.0㎡) | 19.6万/㎡ (49.7年/57.8㎡) | 21.6万/㎡ (41.0年/62.5㎡) |
| 逗子・葉山駅 | 60.7万/㎡ (33.9年/73.8㎡) | 40.5万/㎡ (42.3年/61.0㎡) | 60.3万/㎡ (28.8年/73.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
逗子・葉山駅 60.7 万/㎡(昨年同期比 +49.8 %)
逗子・葉山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +49.8%( +20.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.9年(昨年 42.3年から -19.9 %減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 61.0 ㎡から +20.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 42.3 年 → 2025年 33.9 年、-19.9 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 % → 2025年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 15.5 分 → 2025年 18.7 分、+20.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 75.0 %)
六浦駅 24.0 万/㎡(昨年同期比 +3.6 %)
六浦駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +3.6%( +0.8万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2024年)に比べて -19.4%( -7件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 35.6年(昨年 35.9年から -0.7 %減)。平均専有面積は 70.2 ㎡ (昨年 67.4 ㎡から +4.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 68.6 % → 2025年 55.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 20.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.7 % → 2025年 31.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示