【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の西武多摩川線 (武蔵境駅~是政駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は69.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -0.0%( -0.0万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 67 件(1年前(2024年)に比べて -51.1%( -70件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 24.4年から +4.3 %増)。平均専有面積は 71.3 ㎡ (昨年 64.9 ㎡から +10.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。多磨駅、白糸台駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは多磨駅で昨年に比べ +19.8 %、単価は 52.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(多磨駅)は +19.8 %(単価 +8.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(是政駅)は -16.5 %(単価 -7.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.1 % → 2025年 6.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.8 % → 2025年 8.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.4 % → 2025年 20.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.0 % → 2025年 26.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵境駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は77.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -2.1%( -1.7万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 51 件(1年前(2024年)に比べて -46.3%( -44件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった是政駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -16.5%( -7.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -61.5%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 西武多摩川線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武蔵境駅 | 77.9万/㎡ (24.6年/70.9㎡) | 79.6万/㎡ (24.6年/64.5㎡) | 73.6万/㎡ (25.2年/68.4㎡) |
| 新小金井駅 | 69.2万/㎡ (18.0年/65.0㎡) | 70.9万/㎡ (21.5年/56.7㎡) | 72.3万/㎡ (18.0年/65.0㎡) |
| 多磨駅 | 52.1万/㎡ (35.3年/50.0㎡) | 43.5万/㎡ (23.9年/67.8㎡) | 44.9万/㎡ (24.9年/63.3㎡) |
| 白糸台駅 | 53.7万/㎡ (26.6年/77.5㎡) | 45.3万/㎡ (18.4年/63.8㎡) | 55.0万/㎡ (20.0年/68.6㎡) |
| 競艇場前駅 | 29.1万/㎡ (30.0年/55.0㎡) | - | 45.7万/㎡ (17.1年/82.5㎡) |
| 是政駅 | 38.8万/㎡ (28.0年/79.0㎡) | 46.4万/㎡ (25.2年/66.3㎡) | 37.2万/㎡ (31.0年/77.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
多磨駅 52.1 万/㎡(昨年同期比 +19.8 %)
多磨駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +19.8%( +8.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -77.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.3年(昨年 23.9年から +47.4 %増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 67.8 ㎡から -26.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 5.6 分 → 2025年 4.0 分、-28.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 23.9 年 → 2025年 35.3 年、+47.4 %と大きく増加)
是政駅 38.8 万/㎡(昨年同期比 -16.5 %)
是政駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -16.5%( -7.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -61.5%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 25.2年から +11.1 %増)。平均専有面積は 79.0 ㎡ (昨年 66.3 ㎡から +19.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 46.2 % → 2025年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 25.2 年 → 2025年 28.0 年、+11.1 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.5 分 → 2025年 4.5 分、+30.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 % → 2025年 90.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示