【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の相鉄・JR直通線 (新宿駅~西大井駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は189万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +12.6%( +21.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 299 件(1年前(2024年)に比べて -47.1%( -266件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.2年(昨年 24.2年から -0.1 %減)。平均専有面積は 58.0 ㎡ (昨年 52.5 ㎡から +10.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。渋谷駅、恵比寿駅、大崎駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは渋谷駅で昨年に比べ +17.2 %、単価は 227 万円/㎡となった。
上位 1 駅(渋谷駅)は +17.2 %(単価 +33.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新宿駅)は -2.6 %(単価 -3.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.3 % → 2025年 21.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.9 % → 2025年 4.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.4 % → 2025年 35.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 34.2 % → 2025年 33.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渋谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は227万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +17.2%( +33.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 78 件(1年前(2024年)に比べて -46.9%( -69件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西大井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は109万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -0.4%( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて -52.6%( -20件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 相鉄・JR直通線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | 119万/㎡ (39.5年/33.8㎡) | 122万/㎡ (32.5年/33.1㎡) | 116万/㎡ (31.6年/33.2㎡) |
| 渋谷駅 | 227万/㎡ (20.9年/62.2㎡) | 194万/㎡ (24.9年/49.1㎡) | 151万/㎡ (28.5年/54.4㎡) |
| 恵比寿駅 | 202万/㎡ (28.2年/58.4㎡) | 178万/㎡ (27.2年/54.8㎡) | 165万/㎡ (25.3年/55.0㎡) |
| 大崎駅 | 185万/㎡ (20.4年/63.7㎡) | 164万/㎡ (19.6年/59.8㎡) | 138万/㎡ (21.3年/58.9㎡) |
| 西大井駅 | 109万/㎡ (21.6年/45.8㎡) | 110万/㎡ (22.3年/48.0㎡) | 107万/㎡ (18.3年/34.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
渋谷駅 226.9 万/㎡(昨年同期比 +17.2 %)
渋谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は227万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +17.2%( +33.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 78 件(1年前(2024年)に比べて -46.9%( -69件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.9年(昨年 24.9年から -15.7 %減)。平均専有面積は 62.2 ㎡ (昨年 49.1 ㎡から +26.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 24.9 年 → 2025年 20.9 年、-15.7 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.1 % → 2025年 21.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 26.9 % → 2025年 21.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.3 % → 2025年 32.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 13.6 % → 2025年 12.8 %)
新宿駅 119.1 万/㎡(昨年同期比 -2.6 %)
新宿駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は119万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -2.6%( -3.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 29 件(1年前(2024年)に比べて -43.1%( -22件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.5年(昨年 32.5年から +21.6 %増)。平均専有面積は 33.8 ㎡ (昨年 33.1 ㎡から +2.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 17.6 % → 2025年 16.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 32.5 年 → 2025年 39.5 年、+21.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 51.0 % → 2025年 72.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示