【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の名鉄尾西線 (弥富駅～玉ノ井駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -29.9％( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 43 件(１年前(2024年)に比べて -59.0％( -62件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 23.8年から +10.4 ％増)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 66.5 ㎡から +14.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。弥富駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは二子駅で昨年に比べ +216.7 ％、単価は 32.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(二子駅、津島駅)は +176.0 ％(単価 +18.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(日比野駅、名鉄一宮駅)は -34.2 ％(単価 -14.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.8 ％ → 2025年 17.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 9.6 ％ → 2025年 9.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 23.8 年 → 2025年 26.3 年、+10.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 61.5 ％ → 2025年 71.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.4 ％ → 2025年 15.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった二子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +216.7％( +22.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった渕高駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +10.9％( +0.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄尾西線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 弥富駅 | 25.3万/㎡ (19.0年/75.0㎡) | 18.0万/㎡ (20.8年/100㎡) | - |
| 佐屋駅 | 11.1万/㎡ (26.0年/90.0㎡) | 11.4万/㎡ (25.1年/95.0㎡) | 10.9万/㎡ (24.3年/110㎡) |
| 日比野駅 | 31.5万/㎡ (25.6年/74.3㎡) | 53.5万/㎡ (17.7年/49.3㎡) | 29.0万/㎡ (27.6年/73.1㎡) |
| 津島駅 | 24.1万/㎡ (22.5年/82.5㎡) | 10.3万/㎡ (37.2年/70.6㎡) | 14.0万/㎡ (30.0年/73.9㎡) |
| 町方駅 | - | - | - |
| 渕高駅 | 8.7万/㎡ (30.0年/75.0㎡) | 7.8万/㎡ (29.7年/83.3㎡) | 11.5万/㎡ (28.3年/77.5㎡) |
| 丸渕駅 | - | 9.4万/㎡ (29.3年/80.0㎡) | - |
| 森上駅 | - | - | - |
| 山崎駅 | - | - | - |
| 萩原駅 | - | 13.3万/㎡ (42.3年/75.0㎡) | - |
| 二子駅 | 32.9万/㎡ (30.0年/70.0㎡) | 10.4万/㎡ (31.4年/77.5㎡) | 10.7万/㎡ (30.7年/80.0㎡) |
| 観音寺駅 | - | - | 11.2万/㎡ (44.4年/70.0㎡) |
| 名鉄一宮駅 | 18.9万/㎡ (27.7年/71.4㎡) | 26.0万/㎡ (25.9年/78.4㎡) | 24.3万/㎡ (24.4年/76.4㎡) |
| 西一宮駅 | 23.7万/㎡ (26.8年/77.2㎡) | 27.0万/㎡ (26.8年/74.5㎡) | 18.7万/㎡ (32.3年/70.5㎡) |
| 開明駅 | - | 17.6万/㎡ (22.3年/93.3㎡) | - |
| 奥町駅 | 13.6万/㎡ (26.6年/79.2㎡) | 14.5万/㎡ (27.0年/77.2㎡) | 12.4万/㎡ (29.1年/74.3㎡) |
| 玉ノ井駅 | - | 27.1万/㎡ (26.8年/70.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
二子駅 32.9 万/㎡(昨年同期比 +216.7 ％)
二子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +216.7％( +22.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 31.4年から -4.4 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -9.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 30.0 分 → 2025年 16.0 分、-46.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
津島駅 24.1 万/㎡(昨年同期比 +135.2 ％)
津島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +135.2％( +13.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 37.2年から -39.6 ％減)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 70.6 ㎡から +16.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 37.2 年 → 2025年 22.5 年、-39.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 9.0 分 → 2025年 2.0 分、-77.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 62.5 ％ → 2025年 100.0 ％)
日比野駅 31.5 万/㎡(昨年同期比 -41.0 ％)
日比野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -41.0％( -21.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2024年)に比べて -67.4％( -29件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 17.7年から +44.9 ％増)。平均専有面積は 74.3 ㎡ (昨年 49.3 ㎡から +50.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.0 ％ → 2025年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.7 年 → 2025年 25.6 年、+44.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.7 ％ → 2025年 14.3 ％)
名鉄一宮駅 18.9 万/㎡(昨年同期比 -27.4 ％)
名鉄一宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -27.4％( -7.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -63.2％( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 25.9年から +7.2 ％増)。平均専有面積は 71.4 ㎡ (昨年 78.4 ㎡から -8.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.9 分 → 2025年 16.5 分、+50.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 55.6 ％ → 2025年 71.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示