【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜12月期のJR総武本線 (千葉駅～横芝駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +10.7％( +3.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 213 件(１年前(2023年)に比べて +33.1％( +53件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 24.6年から +3.1 ％増)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 67.4 ㎡から -1.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。千葉駅、八街駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八街駅で昨年に比べ +21.8 ％、単価は 13.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(八街駅、千葉駅)は +21.0 ％(単価 +5.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(佐倉駅、四街道駅)は -13.1 ％(単価 -4.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 ％ → 2024年 6.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 54.1 ％ → 2024年 50.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.1 ％ → 2024年 15.3 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 ％ → 2024年 2.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +20.2％( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 107 件(１年前(2023年)に比べて +39.0％( +30件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八街駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +21.8％( +2.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR総武本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千葉駅 | 50.5万/㎡ (19.7年/63.9㎡) | 42.0万/㎡ (20.9年/68.4㎡) | 38.8万/㎡ (22.2年/70.2㎡) |
| 東千葉駅 | 25.2万/㎡ (34.4年/65.9㎡) | 27.9万/㎡ (29.3年/63.0㎡) | 21.2万/㎡ (33.6年/65.6㎡) |
| 都賀駅 | 18.9万/㎡ (32.4年/70.0㎡) | 18.5万/㎡ (34.4年/68.7㎡) | 21.5万/㎡ (30.0年/64.8㎡) |
| 四街道駅 | 25.3万/㎡ (26.5年/71.5㎡) | 28.8万/㎡ (24.3年/70.0㎡) | 24.9万/㎡ (23.5年/70.1㎡) |
| 佐倉駅 | 27.8万/㎡ (21.1年/72.5㎡) | 32.3万/㎡ (19.3年/65.0㎡) | 32.4万/㎡ (16.5年/85.0㎡) |
| 八街駅 | 13.3万/㎡ (32.0年/75.0㎡) | 11.0万/㎡ (31.4年/60.0㎡) | 14.9万/㎡ (30.3年/62.5㎡) |
| 成東駅 | 13.6万/㎡ (0年/70.0㎡) | - | - |
| 横芝駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
八街駅 13.3 万/㎡(昨年同期比 +21.8 ％)
八街駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +21.8％( +2.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 31.4年から +2.0 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +25.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
千葉駅 50.5 万/㎡(昨年同期比 +20.2 ％)
千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +20.2％( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 107 件(１年前(2023年)に比べて +39.0％( +30件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 20.9年から -6.1 ％減)。平均専有面積は 63.9 ㎡ (昨年 68.4 ㎡から -6.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.2 分 → 2024年 9.6 分、-13.6 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.7 ％ → 2024年 14.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.7 ％ → 2024年 15.7 ％)
佐倉駅 27.8 万/㎡(昨年同期比 -14.1 ％)
佐倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -14.1％( -4.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.1年(昨年 19.3年から +9.4 ％増)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +11.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 4.2 分 → 2024年 3.5 分、-17.6 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 ％ → 2024年 75.0 ％)
四街道駅 25.3 万/㎡(昨年同期比 -12.2 ％)
四街道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -12.2％( -3.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 36 件(１年前(2023年)に比べて +24.1％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 24.3年から +8.8 ％増)。平均専有面積は 71.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +2.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.4 ％ → 2024年 2.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 62.1 ％ → 2024年 69.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示