【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の阪急伊丹線 (塚口駅~伊丹駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +5.2%( +2.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 190 件(1年前(2024年)に比べて -53.5%( -219件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 25.8年から -3.7 %減)。平均専有面積は 67.7 ㎡ (昨年 69.4 ㎡から -2.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。稲野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲野駅で昨年に比べ +27.2 %、単価は 34.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(稲野駅)は +27.2 %(単価 +7.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(塚口駅)は -0.7 %(単価 -0.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 9.4 分 → 2025年 7.1 分、-24.6 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.4 % → 2025年 32.3 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.4 % → 2025年 7.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.5 % → 2025年 14.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.9 % → 2025年 21.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塚口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -0.7%( -0.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 74 件(1年前(2024年)に比べて -54.9%( -90件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +27.2%( +7.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
| 阪急伊丹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 塚口駅 | 49.2万/㎡ (22.6年/65.4㎡) | 49.5万/㎡ (21.4年/68.7㎡) | 45.8万/㎡ (21.6年/68.6㎡) |
| 稲野駅 | 34.6万/㎡ (26.6年/65.6㎡) | 27.2万/㎡ (36.0年/65.6㎡) | 41.3万/㎡ (19.1年/67.7㎡) |
| 新伊丹駅 | 39.4万/㎡ (29.7年/72.3㎡) | 36.6万/㎡ (28.1年/67.2㎡) | 43.0万/㎡ (23.8年/66.9㎡) |
| 伊丹駅 | 40.5万/㎡ (25.9年/69.2㎡) | 36.2万/㎡ (28.6年/70.4㎡) | 37.1万/㎡ (26.5年/69.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
稲野駅 34.6 万/㎡(昨年同期比 +27.2 %)
稲野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +27.2%( +7.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 36.0年から -26.1 %減)。平均専有面積は 65.6 ㎡ (昨年 65.6 ㎡から +0.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 36.0 年 → 2025年 26.6 年、-26.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.0 分 → 2025年 8.0 分、-33.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 55.6 % → 2025年 12.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 % → 2025年 62.5 %)
塚口駅 49.2 万/㎡(昨年同期比 -0.7 %)
塚口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -0.7%( -0.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 74 件(1年前(2024年)に比べて -54.9%( -90件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 21.4年から +6.0 %増)。平均専有面積は 65.4 ㎡ (昨年 68.7 ㎡から -4.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 24.1 % → 2025年 38.4 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.0 % → 2025年 13.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.7 % → 2025年 21.6 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 29.7 % → 2025年 20.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示