【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜12月期の阪急伊丹線 (塚口駅～伊丹駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -0.9％( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 409 件(１年前(2023年)に比べて -0.2％( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 23.8年から +8.7 ％増)。平均専有面積は 69.4 ㎡ (昨年 68.8 ㎡から +0.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。塚口駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは塚口駅で昨年に比べ +8.0 ％、単価は 49.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(塚口駅)は +8.0 ％(単価 +3.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(稲野駅)は -34.2 ％(単価 -14.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.2 ％ → 2024年 23.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.1 ％ → 2024年 20.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 38.4 ％ → 2024年 41.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塚口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +8.0％( +3.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 164 件(１年前(2023年)に比べて -18.4％( -37件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -34.2％( -14.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -18.2％( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
| 阪急伊丹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 塚口駅 | 49.5万/㎡ (21.4年/68.7㎡) | 45.8万/㎡ (21.6年/68.6㎡) | 44.4万/㎡ (20.6年/70.8㎡) |
| 稲野駅 | 27.2万/㎡ (36.0年/65.6㎡) | 41.3万/㎡ (19.1年/67.7㎡) | 32.0万/㎡ (28.5年/64.1㎡) |
| 新伊丹駅 | 36.6万/㎡ (28.1年/67.2㎡) | 43.0万/㎡ (23.8年/66.9㎡) | 41.4万/㎡ (23.5年/64.5㎡) |
| 伊丹駅 | 36.2万/㎡ (28.6年/70.4㎡) | 37.1万/㎡ (26.5年/69.2㎡) | 34.2万/㎡ (27.8年/70.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
塚口駅 49.5 万/㎡(昨年同期比 +8.0 ％)
塚口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +8.0％( +3.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 164 件(１年前(2023年)に比べて -18.4％( -37件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 21.6年から -1.1 ％減)。平均専有面積は 68.7 ㎡ (昨年 68.6 ㎡から +0.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.8 ％ → 2024年 24.1 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.9 ％ → 2024年 29.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.8 ％ → 2024年 34.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 14.6 ％ → 2024年 8.0 ％)
稲野駅 27.2 万/㎡(昨年同期比 -34.2 ％)
稲野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -34.2％( -14.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -18.2％( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 19.1年から +88.6 ％増)。平均専有面積は 65.6 ㎡ (昨年 67.7 ㎡から -3.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.1 年 → 2024年 36.0 年、+88.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 55.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示