
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR琵琶湖線 (山科駅~京都駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +14.7%( +8.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2024年)に比べて -79.5%( -58件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.9年(昨年 20.4年から -31.7 %減)。平均専有面積は 62.0 ㎡ (昨年 54.1 ㎡から +14.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。山科駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは山科駅で昨年に比べ +21.7 %、単価は 50.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(山科駅)は +21.7 %(単価 +8.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(京都駅)は +19.1 %(単価 +14.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 20.4 年 → 2025年 13.9 年、-31.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 8.9 分 → 2025年 7.4 分、-16.5 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.6 % → 2025年 20.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.0 % → 2025年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 13.7 % → 2025年 13.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は88.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +19.1%( +14.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -82.9%( -29件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山科駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +21.7%( +8.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -76.3%( -29件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR琵琶湖線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
山科駅 | 50.1万/㎡ (17.1年/75.0㎡) | 41.2万/㎡ (25.8年/67.4㎡) | 49.0万/㎡ (17.6年/64.3㎡) |
京都駅 | 88.8万/㎡ (9.2年/42.5㎡) | 74.5万/㎡ (14.6年/39.7㎡) | 70.3万/㎡ (19.1年/60.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
山科駅 50.1 万/㎡(昨年同期比 +21.7 %)
山科駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +21.7%( +8.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -76.3%( -29件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 25.8年から -33.5 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 67.4 ㎡から +11.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 25.8 年 → 2025年 17.1 年、-33.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 8.6 分 → 2025年 7.0 分、-18.2 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.4 % → 2025年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 18.4 % → 2025年 11.1 %)
京都駅 88.8 万/㎡(昨年同期比 +19.1 %)
京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は88.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +19.1%( +14.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -82.9%( -29件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.2年(昨年 14.6年から -37.3 %減)。平均専有面積は 42.5 ㎡ (昨年 39.7 ㎡から +7.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 14.6 年 → 2025年 9.2 年、-37.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 9.2 分 → 2025年 8.0 分、-13.0 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示