【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR琵琶湖線 (山科駅~京都駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +3.8%( +2.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 27 件(1年前(2024年)に比べて -64.9%( -50件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 20.2年から -12.0 %減)。平均専有面積は 60.4 ㎡ (昨年 54.9 ㎡から +10.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。京都駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京都駅で昨年に比べ +10.1 %、単価は 81.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(京都駅)は +10.1 %(単価 +7.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(山科駅)は +9.7 %(単価 +4.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 20.2 年 → 2025年 17.8 年、-12.0 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 8.9 分 → 2025年 7.6 分、-14.8 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.1 % → 2025年 14.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.3 % → 2025年 29.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.4 % → 2025年 14.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は81.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +10.1%( +7.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -72.2%( -26件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山科駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +9.7%( +4.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて -58.5%( -24件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR琵琶湖線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 山科駅 | 46.0万/㎡ (20.8年/70.6㎡) | 41.9万/㎡ (25.1年/67.6㎡) | 49.0万/㎡ (17.6年/64.3㎡) |
| 京都駅 | 81.7万/㎡ (12.6年/43.0㎡) | 74.3万/㎡ (14.6年/40.4㎡) | 70.3万/㎡ (19.1年/60.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 81.7 万/㎡(昨年同期比 +10.1 %)
京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は81.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +10.1%( +7.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -72.2%( -26件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.6年(昨年 14.6年から -14.0 %減)。平均専有面積は 43.0 ㎡ (昨年 40.4 ㎡から +6.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 14.6 年 → 2025年 12.6 年、-14.0 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 9.3 分 → 2025年 8.0 分、-14.0 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.4 % → 2025年 40.0 %)
山科駅 46.0 万/㎡(昨年同期比 +9.7 %)
山科駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +9.7%( +4.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて -58.5%( -24件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 25.1年から -17.0 %減)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 67.6 ㎡から +4.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 25.1 年 → 2025年 20.8 年、-17.0 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 8.5 分 → 2025年 7.3 分、-14.1 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 46.3 % → 2025年 29.4 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.1 % → 2025年 23.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 19.5 % → 2025年 11.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示