【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR京都線 (京都駅~山崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -4.1%( -2.1万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 152 件(1年前(2024年)に比べて -42.4%( -112件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 24.1年から +6.0 %増)。平均専有面積は 55.8 ㎡ (昨年 55.8 ㎡から +0.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。京都駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京都駅で昨年に比べ +10.1 %、単価は 81.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(京都駅)は +10.1 %(単価 +7.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(桂川駅)は -20.9 %(単価 -10.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.8 % → 2025年 7.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.5 % → 2025年 12.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 24.6 % → 2025年 28.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は81.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +10.1%( +7.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -72.2%( -26件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった向日町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +7.7%( +2.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて -39.3%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR京都線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京都駅 | 81.7万/㎡ (12.6年/43.0㎡) | 74.3万/㎡ (14.6年/40.4㎡) | 70.3万/㎡ (19.1年/60.4㎡) |
| 西大路駅 | 52.7万/㎡ (21.4年/47.4㎡) | 50.5万/㎡ (22.9年/50.0㎡) | 43.9万/㎡ (26.4年/53.2㎡) |
| 桂川駅 | 38.5万/㎡ (33.8年/69.7㎡) | 48.7万/㎡ (24.0年/72.9㎡) | 47.0万/㎡ (23.6年/71.0㎡) |
| 向日町駅 | 31.0万/㎡ (34.7年/64.4㎡) | 28.8万/㎡ (33.9年/65.0㎡) | 28.8万/㎡ (33.3年/67.8㎡) |
| 長岡京駅 | 39.6万/㎡ (28.2年/68.8㎡) | 36.7万/㎡ (34.6年/73.3㎡) | 45.8万/㎡ (24.9年/74.3㎡) |
| 山崎駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 81.7 万/㎡(昨年同期比 +10.1 %)
京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は81.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +10.1%( +7.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -72.2%( -26件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.6年(昨年 14.6年から -14.0 %減)。平均専有面積は 43.0 ㎡ (昨年 40.4 ㎡から +6.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 14.6 年 → 2025年 12.6 年、-14.0 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 9.3 分 → 2025年 8.0 分、-14.0 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.4 % → 2025年 40.0 %)
桂川駅 38.5 万/㎡(昨年同期比 -20.9 %)
桂川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -20.9%( -10.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 31 件(1年前(2024年)に比べて -22.5%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 24.0年から +41.3 %増)。平均専有面積は 69.7 ㎡ (昨年 72.9 ㎡から -4.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.2 % → 2025年 20.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.4 % → 2025年 24.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.0 年 → 2025年 33.8 年、+41.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.2 分 → 2025年 12.0 分、+31.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.0 % → 2025年 51.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示