
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR京都線 (京都駅~山崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -0.7%( -0.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 56 件(1年前(2024年)に比べて -16.4%( -11件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 29.1年から -0.3 %減)。平均専有面積は 60.4 ㎡ (昨年 57.8 ㎡から +4.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。京都駅、桂川駅、長岡京駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは桂川駅で昨年に比べ +31.2 %、単価は 40.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(桂川駅)は +31.2 %(単価 +9.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(西大路駅)は -9.4 %(単価 -3.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.6 % → 2025年 6.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.9 % → 2025年 20.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 35.8 % → 2025年 37.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は88.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +26.8%( +18.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -45.5%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった向日町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +3.4%( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
JR京都線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京都駅 | 88.8万/㎡ (9.2年/42.5㎡) | 70.0万/㎡ (19.7年/52.7㎡) | 67.2万/㎡ (16.9年/50.7㎡) |
西大路駅 | 37.6万/㎡ (30.2年/53.5㎡) | 41.4万/㎡ (28.8年/54.6㎡) | 45.7万/㎡ (22.9年/54.8㎡) |
桂川駅 | 40.6万/㎡ (31.2年/69.6㎡) | 30.9万/㎡ (34.4年/68.3㎡) | 53.9万/㎡ (19.6年/72.7㎡) |
向日町駅 | 31.8万/㎡ (35.3年/66.4㎡) | 30.8万/㎡ (34.2年/60.7㎡) | 28.5万/㎡ (32.5年/71.2㎡) |
長岡京駅 | 35.5万/㎡ (31.2年/68.5㎡) | 29.1万/㎡ (36.7年/73.3㎡) | 36.0万/㎡ (23.3年/74.2㎡) |
山崎駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
桂川駅 40.6 万/㎡(昨年同期比 +31.2 %)
桂川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +31.2%( +9.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて +116.7%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.2年(昨年 34.4年から -9.3 %減)。平均専有面積は 69.6 ㎡ (昨年 68.3 ㎡から +1.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.3 分 → 2025年 7.9 分、-35.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 % → 2025年 40.0 %)
西大路駅 37.6 万/㎡(昨年同期比 -9.4 %)
西大路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -9.4%( -3.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 20 件(1年前(2024年)に比べて -45.9%( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.2年(昨年 28.8年から +4.7 %増)。平均専有面積は 53.5 ㎡ (昨年 54.6 ㎡から -2.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.6 % → 2025年 15.8 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.9 % → 2025年 5.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示