
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR関西本線 (桑名駅~亀山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +1.6%( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて +6.2%( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 22.6年から -2.7 %減)。平均専有面積は 77.9 ㎡ (昨年 77.8 ㎡から +0.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。桑名駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは桑名駅で昨年に比べ +22.5 %、単価は 31.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(桑名駅)は +22.5 %(単価 +5.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(四日市駅)は -28.5 %(単価 -10.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 8.6 分 → 2025年 7.3 分、-15.4 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.7 % → 2025年 5.9 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 18.8 % → 2025年 11.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桑名駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +22.5%( +5.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -15.4%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった四日市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -28.5%( -10.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR関西本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
桑名駅 | 31.2万/㎡ (21.0年/77.7㎡) | 25.5万/㎡ (26.1年/78.1㎡) | 34.4万/㎡ (19.2年/72.5㎡) |
富田駅 | 31.1万/㎡ (13.0年/90.0㎡) | 35.0万/㎡ (15.0年/80.0㎡) | 38.8万/㎡ (14.0年/80.0㎡) |
富田浜駅 | - | - | - |
四日市駅 | 25.5万/㎡ (23.4年/78.3㎡) | 35.7万/㎡ (9.0年/75.0㎡) | 18.7万/㎡ (33.0年/75.0㎡) |
南四日市駅 | - | - | - |
河曲駅 | 10.6万/㎡ (30.0年/72.5㎡) | - | - |
亀山駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
桑名駅 31.2 万/㎡(昨年同期比 +22.5 %)
桑名駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +22.5%( +5.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -15.4%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 26.1年から -19.5 %減)。平均専有面積は 77.7 ㎡ (昨年 78.1 ㎡から -0.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 26.1 年 → 2025年 21.0 年、-19.5 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 9.5 分 → 2025年 8.4 分、-12.3 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 70.0 % → 2025年 45.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 % → 2025年 9.1 %)
四日市駅 25.5 万/㎡(昨年同期比 -28.5 %)
四日市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -28.5%( -10.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 9.0年から +159.3 %増)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +4.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 9.0 年 → 2025年 23.4 年、+159.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 6.0 分 → 2025年 7.0 分、+16.7 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示