【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期のJR山陰本線 (江崎駅～下関駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -3.3％( -0.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 51 件(１年前(2023年)に比べて +59.4％( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 102.3 坪 (昨年 127.4 坪から -19.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。玉江駅、黒井村駅、綾羅木駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは仙崎駅で昨年に比べ +177.2 ％、坪単価は 5.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(仙崎駅、梶栗郷台地駅)は +151.1 ％(坪単価 +7.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(下関駅、東萩駅)は -32.9 ％(坪単価 -3.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.0 分 → 2024年 21.2 分、+24.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 ％ → 2024年 3.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった綾羅木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.9万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +48.5％( +7.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒井村駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +76.0％( +0.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 江崎駅 | 2.1万/坪 (112坪) | - | - |
| 須佐駅 | - | - | - |
| 宇田郷駅 | - | - | - |
| 木与駅 | - | - | 0.8万/坪 (363坪) |
| 奈古駅 | 0.9万/坪 (33.3坪) | - | 1.1万/坪 (45.4坪) |
| 長門大井駅 | - | - | - |
| 越ケ浜駅 | 4.4万/坪 (22.7坪) | - | 3.5万/坪 (84.7坪) |
| 東萩駅 | 5.3万/坪 (75.6坪) | 6.9万/坪 (333坪) | 6.4万/坪 (83.5坪) |
| 萩駅 | - | 5.9万/坪 (62.5坪) | 5.9万/坪 (126坪) |
| 玉江駅 | 7.4万/坪 (89.2坪) | 4.2万/坪 (118坪) | 3.6万/坪 (147坪) |
| 三見駅 | - | - | - |
| 飯井駅 | - | - | - |
| 長門三隅駅 | - | - | - |
| 長門市駅 | - | 9.4万/坪 (63.5坪) | 5.7万/坪 (96.3坪) |
| 仙崎駅 | 5.1万/坪 (124坪) | 1.8万/坪 (545坪) | 3.6万/坪 (281坪) |
| 黄波戸駅 | - | 1.2万/坪 (57.5坪) | - |
| 長門古市駅 | - | - | - |
| 人丸駅 | - | - | - |
| 伊上駅 | - | - | - |
| 長門粟野駅 | - | - | 1.9万/坪 (78.7坪) |
| 阿川駅 | 1.3万/坪 (66.6坪) | - | - |
| 特牛駅 | - | - | - |
| 滝部駅 | - | - | - |
| 長門二見駅 | - | - | - |
| 宇賀本郷駅 | - | - | - |
| 湯玉駅 | - | 2.2万/坪 (69.6坪) | 1.2万/坪 (172坪) |
| 小串駅 | - | 2.4万/坪 (133坪) | 0.4万/坪 (142坪) |
| 川棚温泉駅 | - | 2.8万/坪 (28.7坪) | 5.8万/坪 (84.7坪) |
| 黒井村駅 | 1.6万/坪 (131坪) | 0.9万/坪 (285坪) | 2.3万/坪 (191坪) |
| 梅ケ峠駅 | 1.7万/坪 (59.0坪) | - | - |
| 吉見駅 | - | - | - |
| 福江駅 | - | - | 9.4万/坪 (72.6坪) |
| 安岡駅 | 16.4万/坪 (63.5坪) | 15.0万/坪 (162坪) | 15.8万/坪 (94.9坪) |
| 梶栗郷台地駅 | 19.5万/坪 (66.6坪) | 8.7万/坪 (72.6坪) | - |
| 綾羅木駅 | 21.9万/坪 (102坪) | 14.7万/坪 (197坪) | 9.4万/坪 (127坪) |
| 幡生駅 | 13.5万/坪 (88.0坪) | 15.7万/坪 (92.1坪) | 11.6万/坪 (303坪) |
| 下関駅 | 7.6万/坪 (132坪) | 13.2万/坪 (70.0坪) | 14.3万/坪 (79.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
仙崎駅 5.1 万/坪(昨年同期比 +177.2 ％)
仙崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +177.2％( +3.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 544.5 坪から -77.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 16.0 分 → 2024年 13.3 分、-16.7 ％と減少)
梶栗郷台地駅 19.5 万/坪(昨年同期比 +125.1 ％)
梶栗郷台地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.5万円/坪(5.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +125.1％( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 72.6 坪から -8.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.5 分 → 2024年 12.0 分、+60.0 ％と大きく増加)
下関駅 7.6 万/坪(昨年同期比 -42.1 ％)
下関駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -42.1％( -5.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 132.0 坪 (昨年 70.0 坪から +88.6 ％増)。
東萩駅 5.3 万/坪(昨年同期比 -23.7 ％)
東萩駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -23.7％( -1.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 332.8 坪から -77.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 21.0 分 → 2024年 12.0 分、-42.9 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示