【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR播但線 (姫路駅～和田山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +24.8％( +5.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2024年)に比べて -87.6％( -204件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 123.4 坪 (昨年 104.7 坪から +17.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。姫路駅、甘地駅、和田山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは甘地駅で昨年に比べ +75.7 ％、坪単価は 1.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(甘地駅、和田山駅)は +54.1 ％(坪単価 +1.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(福崎駅、砥堀駅)は -82.2 ％(坪単価 -10.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 ％ → 2025年 6.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +27.8％( +9.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2024年)に比べて -86.7％( -117件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鶴居駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.18万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +10.2％( +0.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR播但線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姫路駅 | 41.3万/坪 (87.9坪) | 32.3万/坪 (76.7坪) | 30.0万/坪 (94.6坪) |
| 京口駅 | - | 5.0万/坪 (87.7坪) | - |
| 野里駅 | - | 1.4万/坪 (87.7坪) | - |
| 砥堀駅 | 3.0万/坪 (363坪) | 16.2万/坪 (79.7坪) | 21.0万/坪 (82.9坪) |
| 仁豊野駅 | 3.5万/坪 (42.4坪) | 4.5万/坪 (105坪) | 1.1万/坪 (124坪) |
| 香呂駅 | - | 8.2万/坪 (159坪) | 13.4万/坪 (115坪) |
| 溝口駅 | 8.3万/坪 (72.6坪) | 8.9万/坪 (150坪) | 5.1万/坪 (121坪) |
| 福崎駅 | 1.5万/坪 (269坪) | 8.8万/坪 (155坪) | 8.6万/坪 (169坪) |
| 甘地駅 | 1.5万/坪 (250坪) | 0.9万/坪 (118坪) | 1.3万/坪 (188坪) |
| 鶴居駅 | 0.6万/坪 (169坪) | 0.5万/坪 (244坪) | - |
| 新野駅 | - | - | 6.0万/坪 (69.6坪) |
| 寺前駅 | - | 1.0万/坪 (125坪) | 2.3万/坪 (144坪) |
| 長谷駅 | - | - | - |
| 生野駅 | - | 2.9万/坪 (101坪) | 1.1万/坪 (135坪) |
| 新井駅 | - | 2.2万/坪 (60.9坪) | 3.2万/坪 (95.7坪) |
| 青倉駅 | 1.8万/坪 (169坪) | 2.3万/坪 (110坪) | 3.8万/坪 (224坪) |
| 竹田駅 | - | - | - |
| 和田山駅 | 9.3万/坪 (80.2坪) | 7.0万/坪 (181坪) | 10.7万/坪 (83.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
甘地駅 1.5 万/坪(昨年同期比 +75.7 ％)
甘地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +75.7％( +0.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 250.1 坪 (昨年 118.0 坪から +112.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.3 分 → 2025年 25.3 分、+145.2 ％と大きく増加)
和田山駅 9.3 万/坪(昨年同期比 +32.5 ％)
和田山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.3万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +32.5％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -88.2％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 180.8 坪から -55.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 23.4 分 → 2025年 12.5 分、-46.5 ％と大きく減少)
福崎駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -83.2 ％)
福崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -83.2％( -7.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -96.8％( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 269.2 坪 (昨年 155.2 坪から +73.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.0 分 → 2025年 30.0 分、+66.4 ％と大きく増加)
砥堀駅 3.0 万/坪(昨年同期比 -81.3 ％)
砥堀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -81.3％( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 79.7 坪から +355.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.7 分 → 2025年 15.0 分、+28.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示