【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR阪和線 (天王寺駅～東羽衣駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -37.7％( -16.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 34 件(１年前(2024年)に比べて -88.7％( -266件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 98.0 坪 (昨年 93.7 坪から +4.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 14 駅。ほとんどの駅において下落した。和泉橋本駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新家駅で昨年に比べ +108.6 ％、坪単価は 15.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(新家駅、和泉橋本駅)は +99.3 ％(坪単価 +12.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東岸和田駅、東貝塚駅)は -66.2 ％(坪単価 -18.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.3 ％ → 2025年 2.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 15.0 分 → 2025年 17.2 分、+15.2 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 8.4 ％ → 2025年 2.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長居駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.3万円/坪(20.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -41.5％( -47.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和泉鳥取駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -51.5％( -3.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR阪和線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 天王寺駅 | - | 380万/坪 (43.1坪) | 300万/坪 (91.9坪) |
| 美章園駅 | - | - | - |
| 南田辺駅 | - | 110万/坪 (37.5坪) | 137万/坪 (22.2坪) |
| 鶴ケ丘駅 | - | 99.4万/坪 (60.5坪) | 129万/坪 (46.9坪) |
| 長居駅 | 66.3万/坪 (16.6坪) | 113万/坪 (129坪) | 113万/坪 (35.7坪) |
| 我孫子町駅 | - | 128万/坪 (42.4坪) | 136万/坪 (66.0坪) |
| 杉本町駅 | - | 95.9万/坪 (51.4坪) | 72.0万/坪 (46.9坪) |
| 浅香駅 | 66.1万/坪 (36.3坪) | 92.6万/坪 (135坪) | 63.4万/坪 (137坪) |
| 堺市駅 | - | 98.9万/坪 (95.3坪) | 87.6万/坪 (54.2坪) |
| 三国ケ丘駅 | - | 134万/坪 (81.7坪) | 106万/坪 (189坪) |
| 百舌鳥駅 | 59.0万/坪 (169坪) | 69.3万/坪 (136坪) | 70.5万/坪 (93.3坪) |
| 上野芝駅 | 55.1万/坪 (27.2坪) | 60.1万/坪 (80.9坪) | 48.9万/坪 (78.1坪) |
| 津久野駅 | - | 44.1万/坪 (49.4坪) | 42.0万/坪 (103坪) |
| 鳳駅 | 33.1万/坪 (22.7坪) | 52.7万/坪 (118坪) | 51.8万/坪 (120坪) |
| 富木駅 | - | 35.3万/坪 (81.0坪) | 45.7万/坪 (109坪) |
| 北信太駅 | 37.0万/坪 (151坪) | 33.9万/坪 (96.3坪) | 24.7万/坪 (99.3坪) |
| 信太山駅 | 19.4万/坪 (227坪) | 20.4万/坪 (170坪) | 23.2万/坪 (151坪) |
| 和泉府中駅 | 31.4万/坪 (104坪) | 35.5万/坪 (85.0坪) | 31.4万/坪 (101坪) |
| 久米田駅 | 21.9万/坪 (71.1坪) | 31.5万/坪 (85.0坪) | 25.6万/坪 (82.9坪) |
| 下松駅 | - | 24.8万/坪 (85.0坪) | 27.2万/坪 (98.1坪) |
| 東岸和田駅 | 7.7万/坪 (158坪) | 23.1万/坪 (77.5坪) | 24.4万/坪 (110坪) |
| 東貝塚駅 | 11.3万/坪 (66.6坪) | 33.1万/坪 (36.3坪) | 26.9万/坪 (40.8坪) |
| 和泉橋本駅 | 37.4万/坪 (34.8坪) | 19.7万/坪 (125坪) | 23.3万/坪 (123坪) |
| 東佐野駅 | - | 13.9万/坪 (92.3坪) | 5.5万/坪 (161坪) |
| 熊取駅 | 14.4万/坪 (67.6坪) | 17.6万/坪 (82.3坪) | 19.0万/坪 (111坪) |
| 日根野駅 | 23.1万/坪 (159坪) | 27.3万/坪 (113坪) | 19.2万/坪 (103坪) |
| 長滝駅 | 13.4万/坪 (112坪) | 17.2万/坪 (111坪) | 11.6万/坪 (126坪) |
| 新家駅 | 15.4万/坪 (9.1坪) | 7.4万/坪 (148坪) | 6.4万/坪 (109坪) |
| 和泉砂川駅 | - | 15.3万/坪 (153坪) | 12.5万/坪 (94.4坪) |
| 和泉鳥取駅 | 3.0万/坪 (66.6坪) | 6.2万/坪 (61.3坪) | 7.4万/坪 (77.1坪) |
| 山中渓駅 | - | 5.2万/坪 (168坪) | - |
| 東羽衣駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新家駅 15.4 万/坪(昨年同期比 +108.6 ％)
新家駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.4万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +108.6％( +8.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 9.1 坪 (昨年 148.2 坪から -93.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 17.3 分 → 2025年 9.0 分、-48.1 ％と大きく減少)
和泉橋本駅 37.4 万/坪(昨年同期比 +90.1 ％)
和泉橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.4万円/坪(11.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +90.1％( +17.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 124.8 坪から -72.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 8.3 分 → 2025年 10.0 分、+20.0 ％と増加)
東岸和田駅 7.7 万/坪(昨年同期比 -66.5 ％)
東岸和田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -66.5％( -15.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -87.0％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 158.3 坪 (昨年 77.5 坪から +104.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 24.2 分 → 2025年 45.0 分、+86.2 ％と大きく増加)
東貝塚駅 11.3 万/坪(昨年同期比 -65.9 ％)
東貝塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -65.9％( -21.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 36.3 坪から +83.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.0 分 → 2025年 19.0 分、+533.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示