【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期の近鉄京都線 (京都駅～山田川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.0万円/坪(16.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -29.0％( -22.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.1 坪 (昨年 86.4 坪から -20.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。竹田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新祝園駅で昨年に比べ +251.8 ％、坪単価は 45.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(新祝園駅)は +251.8 ％(坪単価 +32.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(富野荘駅)は -39.5 ％(坪単価 -18.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 10.5 分 → 2025年 9.4 分、-10.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.5 ％ → 2025年 30.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.3 ％ → 2025年 7.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.8万円/坪(21.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -6.0％( -4.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった富野荘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.7万円/坪(8.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -39.5％( -18.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄京都線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京都駅 | - | 1,322万/坪 (75.6坪) | 140万/坪 (39.3坪) |
| 東寺駅 | 70.8万/坪 (21.2坪) | 75.4万/坪 (34.3坪) | 127万/坪 (78.7坪) |
| 十条駅 | 109万/坪 (248坪) | - | - |
| 上鳥羽口駅 | - | - | 84.7万/坪 (212坪) |
| 竹田駅 | 70.7万/坪 (33.3坪) | 55.2万/坪 (141坪) | 55.1万/坪 (45.4坪) |
| 伏見駅 | - | 49.1万/坪 (46.9坪) | 121万/坪 (34.8坪) |
| 近鉄丹波橋駅 | 145万/坪 (303坪) | - | - |
| 桃山御陵前駅 | - | - | - |
| 向島駅 | - | - | 33.9万/坪 (124坪) |
| 小倉駅 | 30.4万/坪 (23.4坪) | 35.6万/坪 (39.3坪) | 53.9万/坪 (66.2坪) |
| 伊勢田駅 | - | 51.4万/坪 (131坪) | 36.2万/坪 (102坪) |
| 大久保駅 | - | 44.6万/坪 (77.1坪) | 24.8万/坪 (96.8坪) |
| 久津川駅 | - | 43.7万/坪 (89.2坪) | 42.0万/坪 (51.0坪) |
| 寺田駅 | - | 45.7万/坪 (52.2坪) | 52.6万/坪 (46.1坪) |
| 富野荘駅 | 27.7万/坪 (32.5坪) | 45.8万/坪 (39.3坪) | 42.3万/坪 (48.4坪) |
| 新田辺駅 | - | 74.6万/坪 (67.1坪) | 33.5万/坪 (209坪) |
| 興戸駅 | - | - | - |
| 三山木駅 | - | 41.3万/坪 (48.4坪) | - |
| 近鉄宮津駅 | - | 33.1万/坪 (57.5坪) | - |
| 狛田駅 | - | 23.0万/坪 (31.0坪) | - |
| 新祝園駅 | 45.1万/坪 (41.6坪) | 12.8万/坪 (195坪) | 33.8万/坪 (108坪) |
| 木津川台駅 | - | 11.9万/坪 (293坪) | - |
| 山田川駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新祝園駅 45.1 万/坪(昨年同期比 +251.8 ％)
新祝園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +251.8％( +32.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 41.6 坪 (昨年 195.1 坪から -78.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 9.5 分 → 2025年 8.0 分、-15.8 ％と減少)
富野荘駅 27.7 万/坪(昨年同期比 -39.5 ％)
富野荘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.7万円/坪(8.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -39.5％( -18.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 32.5 坪 (昨年 39.3 坪から -17.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.0 分 → 2025年 6.5 分、-56.7 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示