【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期の名古屋市鶴舞線 (上小田井駅～赤池駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.2万円/坪(21.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -8.5％( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 63 件(１年前(2023年)に比べて +1.6％( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 90.2 坪 (昨年 87.3 坪から +3.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。浄心駅、八事駅、平針駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大須観音駅で昨年に比べ +113.5 ％、坪単価は 331 万円/坪となった。
上位 2 駅(大須観音駅、八事駅)は +99.6 ％(坪単価 +118.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴舞駅、植田駅)は -68.3 ％(坪単価 -101.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 ％ → 2024年 6.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.7 ％ → 2024年 4.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大須観音駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 331万円/坪(100万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +113.5％( +175.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった赤池駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.4万円/坪(8.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -12.8％( -4.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名古屋市鶴舞線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上小田井駅 | 30.0万/坪 (147坪) | 27.5万/坪 (174坪) | 27.4万/坪 (240坪) |
| 庄内緑地公園駅 | 50.2万/坪 (81.7坪) | 58.9万/坪 (142坪) | 79.9万/坪 (72.6坪) |
| 庄内通駅 | 62.6万/坪 (70.3坪) | 96.0万/坪 (50.8坪) | 69.0万/坪 (42.0坪) |
| 浄心駅 | 120万/坪 (29.1坪) | 78.2万/坪 (33.3坪) | 92.3万/坪 (78.7坪) |
| 浅間町駅 | 76.8万/坪 (56.0坪) | - | - |
| 丸の内駅 | - | - | - |
| 伏見駅 | - | - | - |
| 大須観音駅 | 331万/坪 (96.8坪) | 155万/坪 (39.3坪) | 391万/坪 (33.3坪) |
| 上前津駅 | 190万/坪 (34.0坪) | - | 236万/坪 (42.4坪) |
| 鶴舞駅 | 37.6万/坪 (200坪) | 195万/坪 (64.3坪) | 44.1万/坪 (34.0坪) |
| 荒畑駅 | 80.9万/坪 (33.3坪) | 159万/坪 (45.4坪) | 93.7万/坪 (85.1坪) |
| 御器所駅 | 135万/坪 (40.8坪) | 132万/坪 (77.1坪) | - |
| 川名駅 | 97.8万/坪 (45.8坪) | 114万/坪 (60.1坪) | 96.6万/坪 (66.6坪) |
| いりなか駅 | - | 119万/坪 (56.7坪) | 116万/坪 (303坪) |
| 八事駅 | 132万/坪 (13.6坪) | 71.2万/坪 (78.7坪) | - |
| 塩釜口駅 | 54.2万/坪 (142坪) | 70.4万/坪 (107坪) | 41.1万/坪 (40.8坪) |
| 植田駅 | 36.1万/坪 (49.9坪) | 81.9万/坪 (193坪) | 53.5万/坪 (101坪) |
| 原駅 | 64.6万/坪 (109坪) | - | 54.7万/坪 (179坪) |
| 平針駅 | 63.0万/坪 (79.7坪) | 52.3万/坪 (46.1坪) | 49.2万/坪 (138坪) |
| 赤池駅 | 28.4万/坪 (97.3坪) | 32.6万/坪 (73.3坪) | 47.8万/坪 (63.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大須観音駅 330.6 万/坪(昨年同期比 +113.5 ％)
大須観音駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 331万円/坪(100万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +113.5％( +175.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 39.3 坪から +146.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 12.0 分 → 2024年 1.0 分、-91.7 ％と大きく減少)
八事駅 132.2 万/坪(昨年同期比 +85.7 ％)
八事駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +85.7％( +61.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 13.6 坪 (昨年 78.7 坪から -82.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.0 分 → 2024年 1.0 分、-92.3 ％と大きく減少)
鶴舞駅 37.6 万/坪(昨年同期比 -80.7 ％)
鶴舞駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.6万円/坪(11.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -80.7％( -157.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 199.7 坪 (昨年 64.3 坪から +210.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.8 分 → 2024年 19.0 分、+300.0 ％と大きく増加)
植田駅 36.1 万/坪(昨年同期比 -56.0 ％)
植田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -56.0％( -45.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 193.1 坪から -74.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.3 分 → 2024年 42.5 分、+196.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示