【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期の東急東横線 (渋谷駅～多摩川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 449万円/坪(136万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +4.3％( +18.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +30.8％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 90.0 坪 (昨年 52.5 坪から +71.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。渋谷駅、自由が丘駅、多摩川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは自由が丘駅で昨年に比べ +58.1 ％、坪単価は 636 万円/坪となった。
上位 2 駅(自由が丘駅、渋谷駅)は +55.8 ％(坪単価 +299.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(祐天寺駅、都立大学駅)は -18.1 ％(坪単価 -74.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 ％ → 2024年 12.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渋谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,048万円/坪(317万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +53.5％( +365.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった都立大学駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 328万円/坪(99.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -16.6％( -65.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東急東横線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 渋谷駅 | 1,048万/坪 (146坪) | 682万/坪 (46.9坪) | 1,392万/坪 (28.7坪) |
| 代官山駅 | - | - | - |
| 中目黒駅 | - | 576万/坪 (106坪) | - |
| 祐天寺駅 | 341万/坪 (57.5坪) | 424万/坪 (53.2坪) | 112万/坪 (30.3坪) |
| 学芸大学駅 | 349万/坪 (95.3坪) | 299万/坪 (63.5坪) | 397万/坪 (40.4坪) |
| 都立大学駅 | 328万/坪 (83.2坪) | 393万/坪 (28.7坪) | 361万/坪 (85.5坪) |
| 自由が丘駅 | 636万/坪 (79.4坪) | 402万/坪 (34.8坪) | 375万/坪 (79.6坪) |
| 田園調布駅 | 193万/坪 (142坪) | - | - |
| 多摩川駅 | 426万/坪 (49.9坪) | 343万/坪 (78.7坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
自由が丘駅 636.3 万/坪(昨年同期比 +58.1 ％)
自由が丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 636万円/坪(192万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +58.1％( +233.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 79.4 坪 (昨年 34.8 坪から +128.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.0 分 → 2024年 5.5 分、-38.9 ％と大きく減少)
渋谷駅 1047.9 万/坪(昨年同期比 +53.5 ％)
渋谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,048万円/坪(317万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +53.5％( +365.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 146.0 坪 (昨年 46.9 坪から +211.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 9.0 分 → 2024年 10.5 分、+16.7 ％と増加)
祐天寺駅 340.9 万/坪(昨年同期比 -19.6 ％)
祐天寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 341万円/坪(103万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -19.6％( -83.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 53.2 坪から +8.0 ％増)。
都立大学駅 327.8 万/坪(昨年同期比 -16.6 ％)
都立大学駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 328万円/坪(99.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -16.6％( -65.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 28.7 坪から +189.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 12.3 分 → 2024年 9.2 分、-25.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示