【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期の東京メトロ東西線 (中野駅～葛西駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 457万円/坪(138万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +22.0％( +82.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2024年)に比べて -79.8％( -71件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 44.1 坪から -0.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。中野駅、高田馬場駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは高田馬場駅で昨年に比べ +84.2 ％、坪単価は 890 万円/坪となった。
上位 2 駅(高田馬場駅、中野駅)は +72.5 ％(坪単価 +298.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(茅場町駅、東陽町駅)は -52.9 ％(坪単価 -851.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.1 ％ → 2025年 11.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.6 ％ → 2025年 17.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高田馬場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 890万円/坪(269万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +84.2％( +406.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった葛西駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -12.3％( -19.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -81.8％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ東西線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中野駅 | 500万/坪 (49.9坪) | 311万/坪 (31.4坪) | 300万/坪 (25.6坪) |
| 落合駅 | - | 363万/坪 (47.3坪) | 286万/坪 (36.1坪) |
| 高田馬場駅 | 890万/坪 (59.0坪) | 483万/坪 (70.9坪) | 571万/坪 (30.9坪) |
| 早稲田駅 | - | 372万/坪 (28.1坪) | 525万/坪 (25.7坪) |
| 神楽坂駅 | - | 427万/坪 (39.1坪) | 617万/坪 (22.7坪) |
| 飯田橋駅 | - | - | - |
| 九段下駅 | - | - | 1,883万/坪 (44.9坪) |
| 竹橋駅 | - | - | - |
| 大手町駅 | - | - | - |
| 日本橋駅 | - | - | - |
| 茅場町駅 | 522万/坪 (15.1坪) | 2,020万/坪 (27.2坪) | 2,464万/坪 (33.3坪) |
| 門前仲町駅 | 638万/坪 (28.7坪) | 770万/坪 (42.1坪) | 327万/坪 (27.0坪) |
| 木場駅 | 290万/坪 (13.6坪) | 337万/坪 (33.4坪) | 332万/坪 (23.3坪) |
| 東陽町駅 | 443万/坪 (124坪) | 649万/坪 (30.8坪) | 301万/坪 (31.3坪) |
| 南砂町駅 | 277万/坪 (22.2坪) | 239万/坪 (47.7坪) | 200万/坪 (44.5坪) |
| 西葛西駅 | 238万/坪 (172坪) | 213万/坪 (44.6坪) | 202万/坪 (57.3坪) |
| 葛西駅 | 138万/坪 (26.5坪) | 157万/坪 (55.7坪) | 162万/坪 (54.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高田馬場駅 890.0 万/坪(昨年同期比 +84.2 ％)
高田馬場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 890万円/坪(269万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +84.2％( +406.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 70.9 坪から -16.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 6.1 分 → 2025年 3.5 分、-42.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
中野駅 500.5 万/坪(昨年同期比 +60.9 ％)
中野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 500万円/坪(151万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +60.9％( +189.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 31.4 坪から +59.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.1 分 → 2025年 8.0 分、-21.0 ％と大きく減少)
茅場町駅 522.3 万/坪(昨年同期比 -74.1 ％)
茅場町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 522万円/坪(158万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -74.1％( -1497.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 27.2 坪から -44.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
東陽町駅 443.5 万/坪(昨年同期比 -31.7 ％)
東陽町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 443万円/坪(134万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -31.7％( -206.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 30.8 坪から +303.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示