【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR青梅線 (立川駅～奥多摩駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.2万円/坪(17.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +0.4％( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 51 件(１年前(2024年)に比べて -78.2％( -183件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 72.5 坪 (昨年 91.7 坪から -20.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。西立川駅、昭島駅、東青梅駅、青梅駅、日向和田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西立川駅で昨年に比べ +66.3 ％、坪単価は 108 万円/坪となった。
上位 2 駅(西立川駅、日向和田駅)は +59.9 ％(坪単価 +26.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東中神駅、福生駅)は -50.5 ％(坪単価 -41.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 14.5 分 → 2025年 12.9 分、-11.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.2 ％ → 2025年 11.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -11.1％( -15.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -85.2％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東中神駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -75.3％( -70.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR青梅線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 立川駅 | 124万/坪 (35.9坪) | 139万/坪 (71.4坪) | 197万/坪 (54.1坪) |
| 西立川駅 | 108万/坪 (54.5坪) | 65.2万/坪 (126坪) | 89.0万/坪 (117坪) |
| 東中神駅 | 23.1万/坪 (260坪) | 93.3万/坪 (46.9坪) | 90.5万/坪 (68.8坪) |
| 中神駅 | 75.7万/坪 (80.8坪) | 69.8万/坪 (90.6坪) | 69.8万/坪 (65.7坪) |
| 昭島駅 | 87.3万/坪 (37.8坪) | 72.1万/坪 (57.5坪) | 62.8万/坪 (69.0坪) |
| 拝島駅 | 49.4万/坪 (116坪) | 46.8万/坪 (93.0坪) | 55.2万/坪 (83.1坪) |
| 牛浜駅 | 49.6万/坪 (36.3坪) | 59.7万/坪 (59.0坪) | 39.9万/坪 (108坪) |
| 福生駅 | 39.6万/坪 (97.8坪) | 53.3万/坪 (74.2坪) | 54.9万/坪 (92.2坪) |
| 羽村駅 | 53.0万/坪 (57.8坪) | 45.8万/坪 (89.6坪) | 53.1万/坪 (81.3坪) |
| 小作駅 | 57.8万/坪 (89.2坪) | 51.4万/坪 (138坪) | 51.3万/坪 (147坪) |
| 河辺駅 | 34.2万/坪 (52.9坪) | 38.9万/坪 (85.6坪) | 36.2万/坪 (191坪) |
| 東青梅駅 | 35.5万/坪 (49.9坪) | 26.7万/坪 (88.6坪) | 28.2万/坪 (66.8坪) |
| 青梅駅 | 24.3万/坪 (58.0坪) | 17.4万/坪 (104坪) | 23.8万/坪 (74.4坪) |
| 宮ノ平駅 | - | - | 6.2万/坪 (133坪) |
| 日向和田駅 | 26.0万/坪 (42.4坪) | 16.9万/坪 (93.2坪) | 13.5万/坪 (99.8坪) |
| 石神前駅 | - | 10.0万/坪 (84.7坪) | 8.5万/坪 (59.0坪) |
| 二俣尾駅 | - | 14.7万/坪 (48.4坪) | 10.3万/坪 (96.0坪) |
| 軍畑駅 | - | 9.4万/坪 (263坪) | - |
| 沢井駅 | - | 11.2万/坪 (129坪) | - |
| 御嶽駅 | - | - | - |
| 川井駅 | - | 1.1万/坪 (34.8坪) | - |
| 古里駅 | - | 4.0万/坪 (95.3坪) | - |
| 鳩ノ巣駅 | - | - | - |
| 白丸駅 | - | 1.4万/坪 (99.8坪) | - |
| 奥多摩駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西立川駅 108.4 万/坪(昨年同期比 +66.3 ％)
西立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +66.3％( +43.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 125.5 坪から -56.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.7 分 → 2025年 9.0 分、-42.7 ％と大きく減少)
日向和田駅 26.0 万/坪(昨年同期比 +53.5 ％)
日向和田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.0万円/坪(7.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +53.5％( +9.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 93.2 坪から -54.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.1 分 → 2025年 8.0 分、-28.1 ％と大きく減少)
東中神駅 23.1 万/坪(昨年同期比 -75.3 ％)
東中神駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -75.3％( -70.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 260.2 坪 (昨年 46.9 坪から +454.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.0 分 → 2025年 21.0 分、+90.9 ％と大きく増加)
福生駅 39.6 万/坪(昨年同期比 -25.7 ％)
福生駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.6万円/坪(12.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -25.7％( -13.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -86.4％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 97.8 坪 (昨年 74.2 坪から +31.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.0 分 → 2025年 7.7 分、-36.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.6 ％ → 2025年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示