【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR水戸線 (小田林駅～友部駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +0.5％( +0.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 78 件(１年前(2024年)に比べて -64.4％( -141件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 157.9 坪 (昨年 139.4 坪から +13.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。小田林駅、東結城駅、川島駅、下館駅、大和駅、羽黒駅、笠間駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大和駅で昨年に比べ +84.8 ％、坪単価は 4.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(大和駅、羽黒駅)は +83.6 ％(坪単価 +1.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(玉戸駅、岩瀬駅)は -93.0 ％(坪単価 -3.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.6 ％ → 2025年 9.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった結城駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.5万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -12.2％( -1.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて -70.6％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった玉戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -98.7％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR水戸線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小田林駅 | 5.7万/坪 (89.2坪) | 4.0万/坪 (88.5坪) | 0.8万/坪 (121坪) |
| 結城駅 | 7.5万/坪 (167坪) | 8.6万/坪 (122坪) | 8.0万/坪 (125坪) |
| 東結城駅 | 4.1万/坪 (127坪) | 3.4万/坪 (87.7坪) | - |
| 川島駅 | 2.8万/坪 (106坪) | 1.6万/坪 (175坪) | 3.0万/坪 (156坪) |
| 玉戸駅 | 0.06万/坪 (333坪) | 4.7万/坪 (197坪) | 4.9万/坪 (142坪) |
| 下館駅 | 6.1万/坪 (188坪) | 4.7万/坪 (148坪) | 3.3万/坪 (155坪) |
| 新治駅 | 1.9万/坪 (166坪) | 2.8万/坪 (172坪) | 2.8万/坪 (104坪) |
| 大和駅 | 4.1万/坪 (144坪) | 2.2万/坪 (176坪) | 1.4万/坪 (223坪) |
| 岩瀬駅 | 0.27万/坪 (338坪) | 2.1万/坪 (198坪) | 2.8万/坪 (164坪) |
| 羽黒駅 | 3.3万/坪 (183坪) | 1.8万/坪 (100坪) | 2.9万/坪 (126坪) |
| 福原駅 | - | - | 0.5万/坪 (160坪) |
| 稲田駅 | 3.1万/坪 (45.4坪) | 2.7万/坪 (41.8坪) | 1.6万/坪 (186坪) |
| 笠間駅 | 5.3万/坪 (155坪) | 3.7万/坪 (140坪) | 3.8万/坪 (118坪) |
| 宍戸駅 | - | 2.0万/坪 (150坪) | 2.7万/坪 (232坪) |
| 友部駅 | 3.5万/坪 (113坪) | 9.0万/坪 (89.9坪) | 5.7万/坪 (164坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大和駅 4.1 万/坪(昨年同期比 +84.8 ％)
大和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +84.8％( +1.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -41.7％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 143.7 坪 (昨年 175.9 坪から -18.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 45.6 分 → 2025年 23.7 分、-48.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 57.1 ％)
羽黒駅 3.3 万/坪(昨年同期比 +82.4 ％)
羽黒駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +82.4％( +1.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 182.5 坪 (昨年 100.0 坪から +82.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 36.6 分 → 2025年 22.7 分、-38.1 ％と大きく減少)
玉戸駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -98.7 ％)
玉戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -98.7％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 196.6 坪から +69.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 35.0 分 → 2025年 18.0 分、-48.6 ％と大きく減少)
岩瀬駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -87.2 ％)
岩瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.27万円/坪(0.08万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -87.2％( -1.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -76.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 337.8 坪 (昨年 197.8 坪から +70.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 55.8 分 → 2025年 40.0 分、-28.4 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示