【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜3月期のJR水郡線 (水戸駅～常陸太田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +14.3％( +1.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 87 件(１年前(2018年)に比べて -23.7％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 134.9 坪 (昨年 136.7 坪から -1.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。後台駅、静駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下菅谷駅で昨年に比べ +178.4 ％、坪単価は 7.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(下菅谷駅、常陸大宮駅)は +170.9 ％(坪単価 +3.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(常陸大子駅、常陸鴻巣駅)は -90.3 ％(坪単価 -1.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.8 ％ → 2019年 5.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった水戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -9.5％( -1.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 52 件(１年前(2018年)に比べて -3.7％( -2件/坪)と小幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった常陸大子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -95.5％( -0.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR水郡線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 水戸駅 | 10.1万/坪 (114坪) | 11.1万/坪 (128坪) | 8.1万/坪 (184坪) |
| 常陸青柳駅 | - | - | 5.3万/坪 (37.8坪) |
| 常陸津田駅 | - | 2.8万/坪 (133坪) | - |
| 後台駅 | 3.8万/坪 (142坪) | 2.0万/坪 (209坪) | 4.4万/坪 (90.8坪) |
| 下菅谷駅 | 7.5万/坪 (152坪) | 2.7万/坪 (324坪) | - |
| 中菅谷駅 | 9.2万/坪 (87.7坪) | 8.2万/坪 (73.6坪) | 8.5万/坪 (79.4坪) |
| 上菅谷駅 | 2.8万/坪 (212坪) | - | 4.9万/坪 (358坪) |
| 常陸鴻巣駅 | 0.3万/坪 (242坪) | 2.2万/坪 (112坪) | 0.29万/坪 (260坪) |
| 瓜連駅 | - | 4.9万/坪 (74.1坪) | 0.7万/坪 (159坪) |
| 静駅 | 1.5万/坪 (73.1坪) | 0.8万/坪 (45.4坪) | - |
| 常陸大宮駅 | 4.0万/坪 (257坪) | 1.5万/坪 (189坪) | 3.2万/坪 (178坪) |
| 玉川村駅 | - | 0.4万/坪 (233坪) | 0.07万/坪 (274坪) |
| 野上原駅 | - | - | - |
| 山方宿駅 | - | 0.4万/坪 (145坪) | - |
| 中舟生駅 | - | - | - |
| 下小川駅 | - | - | - |
| 西金駅 | - | - | - |
| 上小川駅 | - | - | 1.4万/坪 (92.3坪) |
| 袋田駅 | - | - | - |
| 常陸大子駅 | 0.03万/坪 (454坪) | 0.7万/坪 (117坪) | 1.9万/坪 (130坪) |
| 下野宮駅 | - | - | 0.3万/坪 (90.8坪) |
| 南酒出駅 | - | 0.04万/坪 (424坪) | 2.2万/坪 (130坪) |
| 額田駅 | 0.7万/坪 (34.8坪) | - | 0.02万/坪 (130坪) |
| 河合駅 | - | 0.3万/坪 (72.6坪) | - |
| 谷河原駅 | 4.6万/坪 (69.6坪) | 4.5万/坪 (154坪) | 3.6万/坪 (103坪) |
| 常陸太田駅 | 3.5万/坪 (159坪) | 5.4万/坪 (97.5坪) | 3.5万/坪 (157坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下菅谷駅 7.5 万/坪(昨年同期比 +178.4 ％)
下菅谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.5万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +178.4％( +4.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 152.0 坪 (昨年 323.7 坪から -53.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 15.8 分 → 2019年 6.0 分、-61.9 ％と大きく減少)
常陸大宮駅 4.0 万/坪(昨年同期比 +163.5 ％)
常陸大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +163.5％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 256.5 坪 (昨年 188.7 坪から +36.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 31.8 分 → 2019年 37.3 分、+17.6 ％と増加)
常陸大子駅 0.0 万/坪(昨年同期比 -95.5 ％)
常陸大子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -95.5％( -0.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 453.8 坪 (昨年 117.4 坪から +286.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 64.6 分 → 2019年 120.0 分、+85.8 ％と大きく増加)
常陸鴻巣駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -85.2 ％)
常陸鴻巣駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.10万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -85.2％( -1.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 242.0 坪 (昨年 111.9 坪から +116.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.0 分 → 2019年 24.0 分、+140.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示