【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR日豊本線 (小倉駅～吉富駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +1.0％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 69 件(１年前(2024年)に比べて -75.6％( -214件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 139.7 坪から -6.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。南小倉駅、小波瀬西工大前駅、行橋駅、椎田駅、宇島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは吉富駅で昨年に比べ +147.7 ％、坪単価は 5.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(吉富駅、朽網駅)は +124.5 ％(坪単価 +5.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(苅田駅、新田原駅)は -46.8 ％(坪単価 -3.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.0 ％ → 2025年 13.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南小倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.5万円/坪(10.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +28.4％( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -89.5％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新田原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -44.9％( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 32.5万/坪 (36.6坪) | 29.5万/坪 (82.4坪) | 42.4万/坪 (61.8坪) |
| 西小倉駅 | - | 46.9万/坪 (57.9坪) | 47.9万/坪 (92.3坪) |
| 南小倉駅 | 33.5万/坪 (51.4坪) | 26.1万/坪 (60.3坪) | 22.8万/坪 (96.4坪) |
| 城野駅 | 25.5万/坪 (71.7坪) | 21.5万/坪 (76.3坪) | 20.8万/坪 (105坪) |
| 安部山公園駅 | 18.5万/坪 (76.1坪) | 15.5万/坪 (118坪) | 10.4万/坪 (193坪) |
| 下曽根駅 | 14.4万/坪 (137坪) | 14.7万/坪 (161坪) | 14.5万/坪 (141坪) |
| 朽網駅 | 14.9万/坪 (121坪) | 7.4万/坪 (134坪) | 8.0万/坪 (349坪) |
| 苅田駅 | 5.5万/坪 (88.1坪) | 10.7万/坪 (110坪) | 10.7万/坪 (168坪) |
| 小波瀬西工大前駅 | 7.5万/坪 (222坪) | 5.3万/坪 (248坪) | 5.8万/坪 (198坪) |
| 行橋駅 | 10.1万/坪 (167坪) | 7.1万/坪 (144坪) | 9.0万/坪 (186坪) |
| 南行橋駅 | 7.2万/坪 (202坪) | 8.9万/坪 (192坪) | 4.8万/坪 (175坪) |
| 新田原駅 | 1.0万/坪 (200坪) | 1.8万/坪 (198坪) | 4.4万/坪 (189坪) |
| 築城駅 | 1.0万/坪 (22.7坪) | 1.7万/坪 (118坪) | 1.4万/坪 (159坪) |
| 椎田駅 | 4.3万/坪 (121坪) | 2.3万/坪 (160坪) | 3.9万/坪 (67.1坪) |
| 豊前松江駅 | - | 3.8万/坪 (189坪) | 2.8万/坪 (166坪) |
| 宇島駅 | 5.3万/坪 (63.5坪) | 3.3万/坪 (168坪) | 6.4万/坪 (202坪) |
| 三毛門駅 | - | 2.8万/坪 (192坪) | 3.5万/坪 (101坪) |
| 吉富駅 | 5.2万/坪 (81.7坪) | 2.1万/坪 (165坪) | 4.3万/坪 (153坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
吉富駅 5.2 万/坪(昨年同期比 +147.7 ％)
吉富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +147.7％( +3.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 165.0 坪から -50.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 30.2 分 → 2025年 12.0 分、-60.3 ％と大きく減少)
朽網駅 14.9 万/坪(昨年同期比 +101.3 ％)
朽網駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.9万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +101.3％( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 133.7 坪から -9.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 15.8 分 → 2025年 53.0 分、+235.4 ％と大きく増加)
苅田駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -48.8 ％)
苅田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -48.8％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -72.2％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 88.1 坪 (昨年 110.4 坪から -20.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 ％ → 2025年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 19.3 分 → 2025年 23.6 分、+22.4 ％と大きく増加)
新田原駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -44.9 ％)
新田原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -44.9％( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 199.7 坪 (昨年 198.5 坪から +0.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 20.4 分 → 2025年 8.0 分、-60.9 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示