【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR日豊本線 (小倉駅～吉富駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +19.6％( +2.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2024年)に比べて -62.2％( -46件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 116.6 坪 (昨年 144.5 坪から -19.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。南小倉駅、安部山公園駅、行橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは吉富駅で昨年に比べ +213.6 ％、坪単価は 6.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(吉富駅、小波瀬西工大前駅)は +198.5 ％(坪単価 +4.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(苅田駅、城野駅)は -60.0 ％(坪単価 -10.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.5 ％ → 2025年 17.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南小倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.2万円/坪(14.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +56.8％( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新田原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -35.0％( -0.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 35.9万/坪 (34.8坪) | 33.4万/坪 (45.1坪) | 61.4万/坪 (81.9坪) |
| 西小倉駅 | - | 10.2万/坪 (39.3坪) | - |
| 南小倉駅 | 47.2万/坪 (63.5坪) | 30.1万/坪 (17.1坪) | 40.4万/坪 (54.5坪) |
| 城野駅 | 10.7万/坪 (9.1坪) | 23.5万/坪 (47.6坪) | 30.8万/坪 (215坪) |
| 安部山公園駅 | 23.5万/坪 (89.2坪) | 16.2万/坪 (60.5坪) | 13.8万/坪 (68.1坪) |
| 下曽根駅 | 9.9万/坪 (87.7坪) | 13.7万/坪 (152坪) | 12.4万/坪 (120坪) |
| 朽網駅 | - | - | - |
| 苅田駅 | 4.4万/坪 (22.7坪) | 12.8万/坪 (57.9坪) | 12.3万/坪 (134坪) |
| 小波瀬西工大前駅 | 6.8万/坪 (173坪) | 2.4万/坪 (219坪) | 6.4万/坪 (187坪) |
| 行橋駅 | 9.9万/坪 (73.8坪) | 6.4万/坪 (147坪) | 7.2万/坪 (219坪) |
| 南行橋駅 | 5.0万/坪 (303坪) | 9.9万/坪 (424坪) | - |
| 新田原駅 | 1.0万/坪 (200坪) | 1.5万/坪 (286坪) | 3.8万/坪 (78.7坪) |
| 築城駅 | 1.0万/坪 (22.7坪) | 2.1万/坪 (89.7坪) | 1.9万/坪 (169坪) |
| 椎田駅 | - | 1.7万/坪 (252坪) | - |
| 豊前松江駅 | - | - | - |
| 宇島駅 | - | 2.2万/坪 (207坪) | 5.7万/坪 (87.7坪) |
| 三毛門駅 | - | 3.1万/坪 (81.7坪) | 4.0万/坪 (99.8坪) |
| 吉富駅 | 6.5万/坪 (112坪) | 2.1万/坪 (116坪) | 6.2万/坪 (157坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
吉富駅 6.5 万/坪(昨年同期比 +213.6 ％)
吉富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +213.6％( +4.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 116.5 坪から -3.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 28.2 分 → 2025年 15.0 分、-46.9 ％と大きく減少)
小波瀬西工大前駅 6.8 万/坪(昨年同期比 +183.3 ％)
小波瀬西工大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +183.3％( +4.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 173.3 坪 (昨年 218.8 坪から -20.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 55.3 分 → 2025年 20.8 分、-62.4 ％と大きく減少)
苅田駅 4.4 万/坪(昨年同期比 -65.5 ％)
苅田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.4万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -65.5％( -8.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 57.9 坪から -60.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 17.6 分 → 2025年 21.0 分、+19.3 ％と増加)
城野駅 10.7 万/坪(昨年同期比 -54.5 ％)
城野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -54.5％( -12.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 9.1 坪 (昨年 47.6 坪から -81.0 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示