【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年4月〜6月期の福岡市七隈線 (橋本駅～博多駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 206万円/坪(62.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +53.6％( +72.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2024年)に比べて -64.7％( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 70.2 坪 (昨年 91.5 坪から -23.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。博多駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは博多駅で昨年に比べ +25.6 ％、坪単価は 921 万円/坪となった。
上位 2 駅(博多駅、茶山駅)は +15.2 ％(坪単価 +95.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(野芥駅、金山駅)は -54.0 ％(坪単価 -20.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 15.8 分 → 2025年 22.4 分、+42.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.8 ％ → 2025年 5.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 921万円/坪(278万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +25.6％( +187.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野芥駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.2万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -54.6％( -19.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 福岡市七隈線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 橋本駅 | - | 54.2万/坪 (177坪) | 33.2万/坪 (201坪) |
| 次郎丸駅 | 63.6万/坪 (39.3坪) | 64.4万/坪 (56.7坪) | 64.2万/坪 (51.4坪) |
| 賀茂駅 | 46.6万/坪 (66.6坪) | 57.6万/坪 (78.3坪) | 57.4万/坪 (32.9坪) |
| 野芥駅 | 16.2万/坪 (72.2坪) | 35.7万/坪 (235坪) | 53.2万/坪 (91.9坪) |
| 梅林駅 | 23.6万/坪 (70.6坪) | 40.4万/坪 (56.0坪) | 38.2万/坪 (84.7坪) |
| 福大前駅 | 31.4万/坪 (57.5坪) | 37.7万/坪 (90.8坪) | 43.3万/坪 (43.9坪) |
| 七隈駅 | - | 32.0万/坪 (119坪) | 37.5万/坪 (128坪) |
| 金山駅 | 19.2万/坪 (48.4坪) | 41.2万/坪 (72.0坪) | 65.5万/坪 (104坪) |
| 茶山駅 | 71.3万/坪 (57.5坪) | 68.1万/坪 (52.6坪) | 94.4万/坪 (115坪) |
| 別府駅 | - | - | 87.3万/坪 (77.9坪) |
| 六本松駅 | - | 146万/坪 (102坪) | 195万/坪 (29.5坪) |
| 桜坂駅 | - | 90.4万/坪 (90.8坪) | 139万/坪 (185坪) |
| 薬院大通駅 | - | 48.7万/坪 (28.7坪) | 197万/坪 (239坪) |
| 薬院駅 | 277万/坪 (59.7坪) | 317万/坪 (63.0坪) | 303万/坪 (56.0坪) |
| 渡辺通駅 | - | 254万/坪 (56.0坪) | 441万/坪 (22.7坪) |
| 天神南駅 | - | - | 1,142万/坪 (16.6坪) |
| 櫛田神社前駅 | - | - | - |
| 博多駅 | 921万/坪 (106坪) | 733万/坪 (82.2坪) | 294万/坪 (56.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
博多駅 920.6 万/坪(昨年同期比 +25.6 ％)
博多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 921万円/坪(278万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +25.6％( +187.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 82.2 坪から +28.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.7 分 → 2025年 14.0 分、+61.5 ％と大きく増加)
茶山駅 71.3 万/坪(昨年同期比 +4.7 ％)
茶山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.3万円/坪(21.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +4.7％( +3.2万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 52.6 坪から +9.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.5 分 → 2025年 19.0 分、+31.0 ％と大きく増加)
野芥駅 16.2 万/坪(昨年同期比 -54.6 ％)
野芥駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.2万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -54.6％( -19.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 72.2 坪 (昨年 235.4 坪から -69.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 43.3 分 → 2025年 35.0 分、-19.2 ％と減少)
金山駅 19.2 万/坪(昨年同期比 -53.4 ％)
金山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -53.4％( -22.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 72.0 坪から -32.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.6 分 → 2025年 8.0 分、-41.2 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示