【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期の福岡市七隈線 (橋本駅～博多駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +27.3％( +29.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -58.5％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.9 坪 (昨年 94.5 坪から -10.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。天神南駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは野芥駅で昨年に比べ +212.8 ％、坪単価は 68.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(野芥駅、渡辺通駅)は +183.8 ％(坪単価 +128.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(橋本駅、博多駅)は -58.3 ％(坪単価 -100.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 17.6 分 → 2025年 13.5 分、-23.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.3 ％ → 2025年 17.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった天神南駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 365万円/坪(111万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +31.5％( +87.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.9万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -78.1％( -31.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 福岡市七隈線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 橋本駅 | 8.9万/坪 (269坪) | 40.6万/坪 (152坪) | 38.1万/坪 (167坪) |
| 次郎丸駅 | - | 36.4万/坪 (127坪) | 54.5万/坪 (95.8坪) |
| 賀茂駅 | 56.2万/坪 (36.3坪) | - | 45.9万/坪 (172坪) |
| 野芥駅 | 68.2万/坪 (46.9坪) | 21.8万/坪 (129坪) | 34.7万/坪 (121坪) |
| 梅林駅 | - | 30.5万/坪 (59.0坪) | 43.1万/坪 (70.3坪) |
| 福大前駅 | 32.3万/坪 (74.1坪) | 48.1万/坪 (76.6坪) | 26.9万/坪 (93.0坪) |
| 七隈駅 | - | 55.2万/坪 (74.1坪) | 69.5万/坪 (49.9坪) |
| 金山駅 | 57.5万/坪 (71.1坪) | 53.1万/坪 (88.7坪) | 33.2万/坪 (59.0坪) |
| 茶山駅 | 54.1万/坪 (90.8坪) | 65.0万/坪 (49.5坪) | 57.9万/坪 (48.4坪) |
| 別府駅 | - | 144万/坪 (40.8坪) | - |
| 六本松駅 | 266万/坪 (169坪) | 360万/坪 (178坪) | 89.5万/坪 (85.2坪) |
| 桜坂駅 | - | 108万/坪 (70.3坪) | 132万/坪 (242坪) |
| 薬院大通駅 | - | - | 134万/坪 (46.1坪) |
| 薬院駅 | - | - | 945万/坪 (148坪) |
| 渡辺通駅 | 346万/坪 (66.6坪) | 136万/坪 (59.0坪) | 255万/坪 (10.6坪) |
| 天神南駅 | 365万/坪 (57.5坪) | 278万/坪 (49.9坪) | 341万/坪 (93.8坪) |
| 櫛田神社前駅 | - | - | - |
| 博多駅 | 271万/坪 (41.6坪) | 441万/坪 (49.9坪) | 139万/坪 (43.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
野芥駅 68.2 万/坪(昨年同期比 +212.8 ％)
野芥駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.2万円/坪(20.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +212.8％( +46.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 129.3 坪から -63.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 39.0 分 → 2025年 10.0 分、-74.4 ％と大きく減少)
渡辺通駅 345.6 万/坪(昨年同期比 +154.8 ％)
渡辺通駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 346万円/坪(105万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +154.8％( +210.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 59.0 坪から +12.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 5.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
橋本駅 8.9 万/坪(昨年同期比 -78.1 ％)
橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.9万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -78.1％( -31.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 269.2 坪 (昨年 151.8 坪から +77.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.7 分 → 2025年 25.0 分、+33.9 ％と大きく増加)
博多駅 271.2 万/坪(昨年同期比 -38.5 ％)
博多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 271万円/坪(82.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -38.5％( -169.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 41.6 坪 (昨年 49.9 坪から -16.7 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示