【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR琵琶湖線 (米原駅～大津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -27.1％( -8.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 155 件(１年前(2024年)に比べて -73.7％( -435件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 105.6 坪 (昨年 93.4 坪から +13.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 14 駅。ほとんどの駅において下落した。稲枝駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲枝駅で昨年に比べ +71.4 ％、坪単価は 15.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(稲枝駅、南彦根駅)は +39.7 ％(坪単価 +4.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大津駅、篠原駅)は -76.0 ％(坪単価 -20.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.2 ％ → 2025年 4.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 24.5 分 → 2025年 29.5 分、+20.6 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった瀬田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -2.0％( -0.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 12 件(１年前(2024年)に比べて -69.2％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -86.6％( -30.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR琵琶湖線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | 19.9万/坪 (141坪) | 19.8万/坪 (104坪) | 17.7万/坪 (77.4坪) |
| 彦根駅 | 19.2万/坪 (88.2坪) | 20.5万/坪 (84.0坪) | 17.4万/坪 (79.1坪) |
| 南彦根駅 | 18.9万/坪 (131坪) | 17.5万/坪 (136坪) | 16.0万/坪 (86.4坪) |
| 河瀬駅 | 10.2万/坪 (63.5坪) | 11.5万/坪 (85.5坪) | 16.9万/坪 (87.0坪) |
| 稲枝駅 | 15.9万/坪 (211坪) | 9.3万/坪 (180坪) | 3.5万/坪 (167坪) |
| 能登川駅 | 17.5万/坪 (96.5坪) | 18.4万/坪 (76.1坪) | 15.2万/坪 (77.5坪) |
| 安土駅 | 9.3万/坪 (111坪) | 14.6万/坪 (133坪) | 15.1万/坪 (101坪) |
| 近江八幡駅 | 16.7万/坪 (132坪) | 20.2万/坪 (98.2坪) | 22.0万/坪 (149坪) |
| 篠原駅 | 5.3万/坪 (109坪) | 15.2万/坪 (74.0坪) | 13.2万/坪 (111坪) |
| 野洲駅 | 24.4万/坪 (54.5坪) | 26.0万/坪 (78.9坪) | 26.8万/坪 (89.0坪) |
| 守山駅 | 21.0万/坪 (102坪) | 33.5万/坪 (103坪) | 28.7万/坪 (105坪) |
| 栗東駅 | 29.4万/坪 (132坪) | 28.1万/坪 (125坪) | 33.2万/坪 (83.2坪) |
| 草津駅 | 32.2万/坪 (80.4坪) | 39.7万/坪 (87.5坪) | 30.0万/坪 (149坪) |
| 南草津駅 | 34.2万/坪 (82.5坪) | 46.9万/坪 (94.6坪) | 50.4万/坪 (107坪) |
| 瀬田駅 | 34.5万/坪 (101坪) | 35.1万/坪 (79.7坪) | 33.8万/坪 (85.7坪) |
| 石山駅 | 20.4万/坪 (92.7坪) | 25.7万/坪 (76.5坪) | 23.0万/坪 (84.2坪) |
| 膳所駅 | 25.3万/坪 (64.0坪) | 43.8万/坪 (95.4坪) | 35.2万/坪 (75.3坪) |
| 大津駅 | 4.7万/坪 (169坪) | 35.2万/坪 (61.5坪) | 56.4万/坪 (68.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
稲枝駅 15.9 万/坪(昨年同期比 +71.4 ％)
稲枝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +71.4％( +6.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 211.1 坪 (昨年 179.7 坪から +17.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 28.8 分 → 2025年 8.8 分、-69.5 ％と大きく減少)
南彦根駅 18.9 万/坪(昨年同期比 +8.0 ％)
南彦根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +8.0％( +1.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2024年)に比べて -58.6％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 130.8 坪 (昨年 136.1 坪から -3.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.4 ％ → 2025年 8.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 19.7 分 → 2025年 22.8 分、+16.2 ％と増加)
大津駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -86.6 ％)
大津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -86.6％( -30.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 169.4 坪 (昨年 61.5 坪から +175.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.4 分 → 2025年 28.0 分、+93.8 ％と大きく増加)
篠原駅 5.3 万/坪(昨年同期比 -65.3 ％)
篠原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -65.3％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 108.7 坪 (昨年 74.0 坪から +46.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 30.3 分 → 2025年 44.5 分、+46.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示