【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR総武線 (三鷹駅～小岩駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 295万円/坪(89.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +13.0％( +34.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 53 件(１年前(2024年)に比べて -32.1％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.9 坪 (昨年 48.8 坪から -5.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。高円寺駅、中野駅、亀戸駅、平井駅、小岩駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは錦糸町駅で昨年に比べ +123.0 ％、坪単価は 771 万円/坪となった。
上位 2 駅(錦糸町駅、中野駅)は +104.5 ％(坪単価 +328.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三鷹駅、阿佐ケ谷駅)は -3.9 ％(坪単価 -8.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.1 ％ → 2025年 9.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった錦糸町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 771万円/坪(233万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +123.0％( +425.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 173万円/坪(52.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +36.5％( +46.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR総武線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三鷹駅 | 208万/坪 (39.9坪) | 232万/坪 (46.4坪) | 209万/坪 (45.5坪) |
| 吉祥寺駅 | 269万/坪 (30.3坪) | 259万/坪 (50.7坪) | 250万/坪 (77.1坪) |
| 西荻窪駅 | 298万/坪 (27.2坪) | 268万/坪 (69.4坪) | 263万/坪 (38.7坪) |
| 荻窪駅 | 251万/坪 (40.7坪) | 233万/坪 (78.1坪) | 274万/坪 (33.4坪) |
| 阿佐ケ谷駅 | 310万/坪 (39.0坪) | 303万/坪 (60.0坪) | 219万/坪 (33.3坪) |
| 高円寺駅 | 340万/坪 (80.2坪) | 276万/坪 (37.4坪) | 346万/坪 (19.7坪) |
| 中野駅 | 500万/坪 (49.9坪) | 269万/坪 (21.2坪) | 321万/坪 (22.7坪) |
| 東中野駅 | 397万/坪 (60.5坪) | 332万/坪 (24.5坪) | 270万/坪 (37.8坪) |
| 大久保駅 | - | 353万/坪 (90.8坪) | - |
| 新宿駅 | - | - | - |
| 代々木駅 | - | - | 661万/坪 (40.8坪) |
| 千駄ケ谷駅 | - | - | 909万/坪 (363坪) |
| 信濃町駅 | - | - | - |
| 四ツ谷駅 | - | - | - |
| 市ケ谷駅 | - | 814万/坪 (19.7坪) | 992万/坪 (15.1坪) |
| 飯田橋駅 | - | - | - |
| 水道橋駅 | - | - | - |
| 御茶ノ水駅 | - | - | - |
| 秋葉原駅 | 1,300万/坪 (43.9坪) | - | - |
| 浅草橋駅 | - | 547万/坪 (43.9坪) | 682万/坪 (93.8坪) |
| 両国駅 | - | 432万/坪 (16.6坪) | 310万/坪 (28.0坪) |
| 錦糸町駅 | 771万/坪 (27.2坪) | 346万/坪 (18.9坪) | 526万/坪 (27.7坪) |
| 亀戸駅 | 286万/坪 (42.0坪) | 157万/坪 (28.7坪) | 186万/坪 (35.3坪) |
| 平井駅 | 173万/坪 (34.8坪) | 127万/坪 (26.7坪) | 179万/坪 (112坪) |
| 新小岩駅 | 203万/坪 (64.4坪) | 178万/坪 (46.1坪) | 121万/坪 (29.5坪) |
| 小岩駅 | 186万/坪 (42.6坪) | 124万/坪 (21.7坪) | 103万/坪 (24.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
錦糸町駅 771.3 万/坪(昨年同期比 +123.0 ％)
錦糸町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 771万円/坪(233万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +123.0％( +425.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 18.9 坪から +44.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 11.5 分 → 2025年 10.0 分、-13.0 ％と減少)
中野駅 500.5 万/坪(昨年同期比 +85.9 ％)
中野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 500万円/坪(151万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +85.9％( +231.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 21.2 坪から +135.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.0 分 → 2025年 8.0 分、-27.3 ％と大きく減少)
三鷹駅 208.5 万/坪(昨年同期比 -10.0 ％)
三鷹駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 208万円/坪(63.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -10.0％( -23.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -61.5％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.9 坪 (昨年 46.4 坪から -14.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.0 分 → 2025年 17.2 分、+22.9 ％と大きく増加)
阿佐ケ谷駅 309.9 万/坪(昨年同期比 +2.3 ％)
阿佐ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 310万円/坪(93.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +2.3％( +6.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 39.0 坪 (昨年 60.0 坪から -35.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.7 分 → 2025年 8.2 分、+44.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示