【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR南武線 (矢野口駅～立川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.7万円/坪(28.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -15.5％( -17.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -80.5％( -70件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.1 坪 (昨年 63.2 坪から -14.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。稲城長沼駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲城長沼駅で昨年に比べ +10.0 ％、坪単価は 101 万円/坪となった。
上位 2 駅(稲城長沼駅、立川駅)は -0.6 ％(坪単価 -3.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西府駅、分倍河原駅)は -36.4 ％(坪単価 -33.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.1 ％ → 2025年 5.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 10.9 分 → 2025年 12.4 分、+13.4 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -11.1％( -15.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -85.2％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西府駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.2万円/坪(13.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -39.4％( -28.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR南武線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 矢野口駅 | 91.5万/坪 (59.5坪) | 112万/坪 (47.5坪) | 107万/坪 (36.3坪) |
| 稲城長沼駅 | 101万/坪 (85.7坪) | 91.8万/坪 (49.6坪) | 94.8万/坪 (139坪) |
| 南多摩駅 | - | 89.7万/坪 (48.4坪) | 107万/坪 (56.0坪) |
| 府中本町駅 | - | 76.0万/坪 (139坪) | 96.2万/坪 (49.9坪) |
| 分倍河原駅 | 77.7万/坪 (91.5坪) | 117万/坪 (121坪) | 130万/坪 (63.7坪) |
| 西府駅 | 43.2万/坪 (19.7坪) | 71.4万/坪 (29.2坪) | 115万/坪 (43.9坪) |
| 谷保駅 | 84.5万/坪 (34.4坪) | 108万/坪 (40.3坪) | 91.2万/坪 (58.8坪) |
| 矢川駅 | - | 96.6万/坪 (50.6坪) | 80.0万/坪 (78.4坪) |
| 西国立駅 | - | 162万/坪 (99.1坪) | 163万/坪 (68.8坪) |
| 立川駅 | 124万/坪 (35.9坪) | 139万/坪 (71.4坪) | 197万/坪 (54.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
稲城長沼駅 100.9 万/坪(昨年同期比 +10.0 ％)
稲城長沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +10.0％( +9.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -76.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 85.7 坪 (昨年 49.6 坪から +72.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.1 分 → 2025年 11.3 分、+24.9 ％と大きく増加)
立川駅 123.8 万/坪(昨年同期比 -11.1 ％)
立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -11.1％( -15.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -85.2％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 35.9 坪 (昨年 71.4 坪から -49.7 ％減)。
西府駅 43.2 万/坪(昨年同期比 -39.4 ％)
西府駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.2万円/坪(13.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -39.4％( -28.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 29.2 坪から -32.8 ％減)。
分倍河原駅 77.7 万/坪(昨年同期比 -33.4 ％)
分倍河原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.7万円/坪(23.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -33.4％( -39.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 91.5 坪 (昨年 120.7 坪から -24.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 10.0 分 → 2025年 11.5 分、+15.0 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示