【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR中央線 (東京駅～高尾駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 174万円/坪(52.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +2.9％( +4.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 126 件(１年前(2024年)に比べて -78.0％( -448件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 64.2 坪から -1.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。中野駅、高円寺駅、西国分寺駅、国立駅、八王子駅、高尾駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西荻窪駅で昨年に比べ +114.7 ％、坪単価は 566 万円/坪となった。
上位 2 駅(西荻窪駅、高尾駅)は +97.8 ％(坪単価 +164.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東小金井駅、三鷹駅)は -48.6 ％(坪単価 -76.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.5 ％ → 2025年 0.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 19.2 分 → 2025年 22.2 分、+15.2 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 6.6 ％ → 2025年 3.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西荻窪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 566万円/坪(171万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +114.7％( +302.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -88.1％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東小金井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -79.9％( -109.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR中央線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東京駅 | - | - | - |
| 神田駅 | - | - | 3,005万/坪 (33.3坪) |
| 御茶ノ水駅 | - | 472万/坪 (10.6坪) | 1,736万/坪 (24.2坪) |
| 水道橋駅 | - | 415万/坪 (16.6坪) | - |
| 飯田橋駅 | - | - | - |
| 市ケ谷駅 | - | 1,800万/坪 (29.7坪) | 740万/坪 (25.0坪) |
| 四ツ谷駅 | - | 386万/坪 (22.7坪) | - |
| 信濃町駅 | - | 358万/坪 (148坪) | 760万/坪 (42.4坪) |
| 千駄ケ谷駅 | - | 435万/坪 (31.8坪) | 909万/坪 (363坪) |
| 代々木駅 | - | - | 622万/坪 (34.3坪) |
| 新宿駅 | - | - | - |
| 大久保駅 | - | 345万/坪 (43.9坪) | 472万/坪 (21.2坪) |
| 東中野駅 | 351万/坪 (69.6坪) | 325万/坪 (31.6坪) | 290万/坪 (32.5坪) |
| 中野駅 | 500万/坪 (49.9坪) | 311万/坪 (31.4坪) | 300万/坪 (25.6坪) |
| 高円寺駅 | 335万/坪 (54.1坪) | 272万/坪 (38.5坪) | 288万/坪 (34.7坪) |
| 阿佐ケ谷駅 | 280万/坪 (39.8坪) | 287万/坪 (48.3坪) | 225万/坪 (39.8坪) |
| 荻窪駅 | 275万/坪 (39.4坪) | 275万/坪 (58.2坪) | 263万/坪 (36.0坪) |
| 西荻窪駅 | 566万/坪 (25.1坪) | 264万/坪 (45.1坪) | 261万/坪 (69.6坪) |
| 吉祥寺駅 | 258万/坪 (29.1坪) | 271万/坪 (47.9坪) | 254万/坪 (51.4坪) |
| 三鷹駅 | 207万/坪 (40.3坪) | 250万/坪 (52.7坪) | 196万/坪 (49.0坪) |
| 武蔵境駅 | 194万/坪 (39.9坪) | 178万/坪 (78.0坪) | 164万/坪 (44.8坪) |
| 東小金井駅 | 27.5万/坪 (18.2坪) | 137万/坪 (59.0坪) | 140万/坪 (48.4坪) |
| 武蔵小金井駅 | 144万/坪 (37.4坪) | 132万/坪 (40.1坪) | 132万/坪 (39.0坪) |
| 国分寺駅 | 124万/坪 (48.4坪) | 139万/坪 (43.2坪) | 146万/坪 (40.0坪) |
| 西国分寺駅 | 152万/坪 (36.3坪) | 102万/坪 (71.1坪) | 89.2万/坪 (141坪) |
| 国立駅 | 154万/坪 (104坪) | 120万/坪 (54.7坪) | 133万/坪 (53.6坪) |
| 立川駅 | 124万/坪 (35.9坪) | 139万/坪 (71.4坪) | 197万/坪 (54.1坪) |
| 日野駅 | 65.3万/坪 (127坪) | 70.6万/坪 (105坪) | 84.8万/坪 (89.4坪) |
| 豊田駅 | 79.4万/坪 (111坪) | 89.1万/坪 (44.3坪) | 83.0万/坪 (86.5坪) |
| 八王子駅 | 54.8万/坪 (76.1坪) | 43.3万/坪 (99.3坪) | 40.6万/坪 (90.4坪) |
| 西八王子駅 | 56.8万/坪 (143坪) | 56.7万/坪 (82.4坪) | 57.5万/坪 (55.1坪) |
| 高尾駅 | 57.8万/坪 (57.6坪) | 32.0万/坪 (96.9坪) | 32.5万/坪 (70.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西荻窪駅 565.9 万/坪(昨年同期比 +114.7 ％)
西荻窪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 566万円/坪(171万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +114.7％( +302.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -88.1％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.1 坪 (昨年 45.1 坪から -44.3 ％減)。
高尾駅 57.8 万/坪(昨年同期比 +81.0 ％)
高尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.8万円/坪(17.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +81.0％( +25.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -79.5％( -35件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.6 坪 (昨年 96.9 坪から -40.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 37.5 分 → 2025年 16.4 分、-56.1 ％と大きく減少)
東小金井駅 27.5 万/坪(昨年同期比 -79.9 ％)
東小金井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -79.9％( -109.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 59.0 坪から -69.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.7 分 → 2025年 6.0 分、-48.6 ％と大きく減少)
三鷹駅 207.2 万/坪(昨年同期比 -17.3 ％)
三鷹駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 207万円/坪(62.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -17.3％( -43.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -83.8％( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 40.3 坪 (昨年 52.7 坪から -23.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 14.5 分 → 2025年 17.3 分、+19.4 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示