【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期の名古屋市桜通線 (太閤通駅～徳重駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +7.9％( +8.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 67 件(１年前(2024年)に比べて -75.4％( -205件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 65.6 坪 (昨年 66.2 坪から -1.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。今池駅、鶴里駅、徳重駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは国際センター駅で昨年に比べ +153.5 ％、坪単価は 955 万円/坪となった。
上位 2 駅(国際センター駅、高岳駅)は +139.4 ％(坪単価 +389.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(野並駅、太閤通駅)は -55.3 ％(坪単価 -42.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.2 ％ → 2025年 17.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国際センター駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 955万円/坪(289万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +153.5％( +578.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野並駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -76.4％( -43.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -92.9％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名古屋市桜通線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太閤通駅 | 79.3万/坪 (87.0坪) | 121万/坪 (52.3坪) | 119万/坪 (74.7坪) |
| 名古屋駅 | - | 650万/坪 (52.2坪) | 497万/坪 (74.4坪) |
| 国際センター駅 | 955万/坪 (54.5坪) | 377万/坪 (48.4坪) | 272万/坪 (59.0坪) |
| 丸の内駅 | - | 313万/坪 (48.4坪) | 304万/坪 (60.5坪) |
| 久屋大通駅 | - | 810万/坪 (60.5坪) | 409万/坪 (31.8坪) |
| 高岳駅 | 360万/坪 (43.5坪) | 160万/坪 (70.3坪) | 184万/坪 (43.3坪) |
| 車道駅 | 117万/坪 (63.1坪) | 147万/坪 (34.6坪) | 146万/坪 (32.3坪) |
| 今池駅 | 152万/坪 (24.7坪) | 121万/坪 (47.7坪) | 161万/坪 (71.1坪) |
| 吹上駅 | 76.3万/坪 (37.5坪) | 108万/坪 (77.1坪) | 107万/坪 (59.7坪) |
| 御器所駅 | 143万/坪 (66.6坪) | 125万/坪 (55.6坪) | 133万/坪 (51.7坪) |
| 桜山駅 | 103万/坪 (46.1坪) | 109万/坪 (77.6坪) | 94.9万/坪 (59.8坪) |
| 瑞穂区役所駅 | 106万/坪 (74.8坪) | 106万/坪 (53.7坪) | 110万/坪 (53.6坪) |
| 瑞穂運動場西駅 | 133万/坪 (42.0坪) | 115万/坪 (68.2坪) | 89.4万/坪 (47.3坪) |
| 新瑞橋駅 | 86.8万/坪 (62.0坪) | 101万/坪 (52.6坪) | 101万/坪 (93.5坪) |
| 桜本町駅 | 85.7万/坪 (40.8坪) | 98.7万/坪 (59.0坪) | 74.5万/坪 (42.9坪) |
| 鶴里駅 | 112万/坪 (30.3坪) | 63.2万/坪 (91.4坪) | 69.7万/坪 (55.0坪) |
| 野並駅 | 13.4万/坪 (112坪) | 56.9万/坪 (55.5坪) | 67.0万/坪 (74.1坪) |
| 鳴子北駅 | 51.4万/坪 (45.4坪) | 68.5万/坪 (49.7坪) | 55.4万/坪 (57.9坪) |
| 相生山駅 | 59.5万/坪 (63.4坪) | 57.3万/坪 (57.6坪) | 57.7万/坪 (100坪) |
| 神沢駅 | 57.1万/坪 (93.0坪) | 59.2万/坪 (65.0坪) | 64.5万/坪 (78.3坪) |
| 徳重駅 | 73.5万/坪 (93.9坪) | 44.7万/坪 (106坪) | 53.2万/坪 (94.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
国際センター駅 955.0 万/坪(昨年同期比 +153.5 ％)
国際センター駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 955万円/坪(289万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +153.5％( +578.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 48.4 坪から +12.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 3.0 分 → 2025年 2.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
高岳駅 360.2 万/坪(昨年同期比 +125.3 ％)
高岳駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 360万円/坪(109万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +125.3％( +200.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 43.5 坪 (昨年 70.3 坪から -38.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 7.5 分 → 2025年 4.8 分、-36.7 ％と大きく減少)
野並駅 13.4 万/坪(昨年同期比 -76.4 ％)
野並駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -76.4％( -43.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -92.9％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 55.5 坪から +101.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 11.9 分 → 2025年 10.0 分、-15.7 ％と減少)
太閤通駅 79.3 万/坪(昨年同期比 -34.2 ％)
太閤通駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -34.2％( -41.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -89.5％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 52.3 坪から +66.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 7.3 分 → 2025年 6.5 分、-10.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.6 ％ → 2025年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示