【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR総武線快速 (市川駅～千葉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.9万円/坪(26.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +18.7％( +14.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 57 件(１年前(2024年)に比べて -68.3％( -123件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.9 坪 (昨年 74.7 坪から -10.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。船橋駅、千葉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは千葉駅で昨年に比べ +70.6 ％、坪単価は 72.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(千葉駅)は +70.6 ％(坪単価 +30.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(市川駅)は -18.9 ％(坪単価 -21.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 3.9 ％ → 2025年 3.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +36.2％( +38.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて -71.4％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲毛駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.9万円/坪(17.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -5.0％( -3.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 18 件(１年前(2024年)に比べて -62.5％( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR総武線快速 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 市川駅 | 93.9万/坪 (61.6坪) | 116万/坪 (57.6坪) | 89.8万/坪 (68.3坪) |
| 船橋駅 | 144万/坪 (66.4坪) | 106万/坪 (65.5坪) | 87.9万/坪 (61.9坪) |
| 津田沼駅 | 128万/坪 (72.6坪) | 109万/坪 (72.5坪) | 141万/坪 (41.0坪) |
| 稲毛駅 | 58.9万/坪 (65.0坪) | 62.0万/坪 (62.2坪) | 57.1万/坪 (76.5坪) |
| 千葉駅 | 72.8万/坪 (70.3坪) | 42.7万/坪 (96.4坪) | 64.3万/坪 (78.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
千葉駅 72.8 万/坪(昨年同期比 +70.6 ％)
千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.8万円/坪(22.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +70.6％( +30.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -45件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 70.3 坪 (昨年 96.4 坪から -27.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 40.9 分 → 2025年 33.7 分、-17.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.7 ％ → 2025年 6.7 ％)
市川駅 93.9 万/坪(昨年同期比 -18.9 ％)
市川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.9万円/坪(28.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -18.9％( -21.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 61.6 坪 (昨年 57.6 坪から +6.9 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示